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空港連絡バス炎上事故「運転手が荷物を取り出した後に発火」緊迫の証言 無線で連携し約10分で避難

■裏葵記者「北海道運輸局の職員が来ました。これから立ち入り検査が行われます」

18日午前10時から始まった北海道運輸局による運行会社「北都交通」への立ち入り検査。

きのう(17日)道央道・千歳恵庭ジャンクション付近で北都交通の新千歳空港行きの空港連絡バスが炎上。
消防は出火元は後方のエンジン付近とみて詳しく調べています。
このバスには乗客乗員41人が乗っていましたが、けが人いませんでした。

北都交通によりますと、運転していた66歳のドライバーがサイドミラーで煙を確認し、緊急停止します。
停止後、乗客全員を下ろしますが、この時同時に、無線で近くを走っていた北都交通のバスに連絡。
すぐに到着し、まず5人を乗せます。
乗せきれなかった乗客35人はもう1台応援で来たバスによって救助。
ここまでかかった時間はわずか10分ほどでした。駆け付けたバスに乗り合わせた乗客は。

■駆け付けたバスの乗客「まだ着いた時は煙が出ているだけだったので、前の運転手が荷物を取り出して、その後発火しだしたので、私の乗っていたバスの運転手が炎にめがけて消火器をまいてました」

運行会社の北都交通によりますと、炎上したバスは2015年に製造され、これまでの走行距離は118万キロだったことが新たにわかりました。

また、去年9月には同じ道央道で北海道中央バスの新千歳空港行きの空港連絡バスが炎上。
相次ぐバスの火災に専門家は

■事業用自動車に詳しいディ・クリエイト上西一美代表「決して(バスの)年式が古い=火災事故が多いっていうのはない。しっかり整備を 日本の場合はされていると思うので本当にたまたま続いただけだと思う。(全国で)たぶん年間数件はおきているはず、別に本州だから起きないとか、北海道 寒い地域だから起きるとかっていうのはない」

北広島市にある観光バスの運行会社。
出発前に空気圧やエンジンルームなど30項目に及ぶ点検が欠かせないと話します。

■H.CS観光工藤禎光さん「ベルトのゆるみがあるかどうか再度確認して、空気パイプとかエア漏れ、ガス漏れ、オイル漏れがないか全部チェック」

また火災などが発生した際にバスの非常口を使ってどのように避難するのでしょうか。

■高橋純暉記者「実際に非常口から外を見てみますと、かなり地面から高さがある印象です。これから下りてみたいと思います」

非常口から地面までは高さがあるため、降りる際は他の乗客に支えてもらいながら避難することが重要だということです。

安全が求められるバスで起きた今回の火災。
北都交通は、出発前の点検では異常はなかったとしていて、「再び同じことが発生しないよう、全社一丸となって安全運行の強化に取り組んでまいります」とコメントしています。

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