全国で相次ぐモバイルバッテリー事故 札幌のスープカレー店でも一時騒然 異常感じたら使用をやめて
2025年12月18日 18:40 掲載
消火器を床に向かって噴射する男性。黒い何かが少し赤く光っているようにも見えます。
17日午後9時半ごろ、札幌市中央区南4条西10丁目にあるスープカレー店で火事がありました。当時店は満席の状態で、周囲は避難した客などで一時騒然となりました。
消防などによりますと、客が持っていたモバイルバッテリーから火が出たということです。火は店の関係者によってすぐに消し止められましたが、30代の女性1人が指に軽いけがをしました。
これは、NITE、製品評価技術基盤機構が公開している、モバイルバッテリーの発火事故の再現映像です。モバイルバッテリーを充電していると、内部が膨らみはじめ白い煙が出てきました。すると突然、発火してしまいました。こうした事故がいま、全国で相次いでいます。
NITEによりますと、モバイルバッテリーの事故は去年までの過去5年間に361件発生。去年の事故件数は123件で、2020年の2・6倍にも上っています。
大規模な火災にも繋がりかねないモバイルバッテリーの事故。膨らんだり熱くなったりと異常が確認された場合は、すぐに使用や充電をやめるなど注意が必要です。



























