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クリスマスの食卓に物価高の波 割安ケーキも登場 「パーッと使う派?」それとも「家庭料理を楽しむ派?」

■段木涼太アナウンサー「千歳市内の店舗では、クリスマスケーキの販売が始まっています。店頭には、きらびやかに装飾されたケーキがずらりと並んでいます」

真っ赤なイチゴとふんわり白い生クリームが定番のクリスマスケーキ。

千歳市の菓子店では、あす(24日)のクリスマスイブを前に多くの客がケーキを買い求めに訪れていました。
そのクリスマスケーキにも物価高の波が押し寄せています。

帝国データバンクによりますと、ホールケーキの平均価格は年々上昇していて、直径15センチの5号サイズは2021年から比べるとおよそ900円上がり4740円となっています。
背景にあるのが原料価格の上昇です。
去年と比較するとイチゴは10パーセントから30パーセント。
生地に使うタマゴは20パーセント。
そのほか、生クリームは10パーセント、チョコはなんと35パーセントも上がっています。

■段木涼太アナウンサー「大量のケーキの箱が積まれています。奥にはものすごい人数の従業員がケーキを一斉に盛り付けてどんどんとケーキが出来上がっていきます」

「少しでも手ごろな価格でクリスマスケーキを楽しんでもらいたい」と、千歳市の菓子メーカー「もりもと」が去年から販売している商品が「クリスマスキャロル」です。

スポンジの間に挟んでいるのはイチゴではなくイチゴのジュレ。イチゴを挟んでいるものと比べると5号サイズで650円ほど安くなっていて、価格を抑えつつイチゴの風味を楽しむことができます。

■もりもと製造本部 奥山優さん「家族構成であったり、物価高もありまして、価格的にもバリエーションを持たせてお買い求めしていただけるところを考えながら製造している」

物価高はクリスマスにどの程度影響しているのか。
街の人は。

■20代「イベントはパーッと使おうと思って、あまり気にしないようにしています。気になりますけど」

■20代「ケーキを毎年買っていたんですけど、買うと高いので作ろうという話になっています」

■40代「クリスマスは基本的に家で手作りする。外食ではなくて、家でやる感じ、ケーキもけっこう高いじゃないですか」

■40代「華やかではなく、ちょっと質素にやろうかな」

様々なモノの値段が値上がりした今年。
聖なる夜も物価高の影響を避けることはできないようです。

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