北海道赤井川村 「道の駅」"指定管理者"をめぐり村と村議会が対立 村議会が百条委員会を設置する事態に
2025年12月23日 17:10 掲載
道の駅の指定管理者の選定をめぐり、後志の赤井川村がもめています。
村議会は異例の百条委員会設置を決めました。
■加藤諒也記者「道の駅の駐車場には複数の車がとまっていて、入口には開業10周年を祝う張り紙が貼られています」
ここでしか買うことができないスイーツに、村で収穫された米。
「道の駅あかいがわ」は地元特産品の発信拠点の役割もあり、村に欠かせない存在です。
しかし、この道の駅の指定管理者をめぐって、村と村議会が対立し、村議会が百条委員会を設置する事態となっています。
赤井川村の馬場村長はー。
■赤井川村・馬場希村長「126年の村の歴史の中でたぶん初めてじゃないかなというふうに思います。村としてなんか問題があるよという認識はないです」
道の駅の指定管理者の契約期間が今年度で期間満了となることから、村は10月、来年度以降の公募を行いました。
現在の道の駅の指定管理者である「道の駅赤井川振興」と「赤井川村国際リゾート推進協会」の2つの事業者が応募し、村外の有識者らによる審査で「赤井川村国際リゾート推進協会」が新たな指定管理者の候補として選ばれました。
■赤井川村・馬場希村長「やりたいっていう人が出てくれば、複数出てくればきちんと審査をして決定をしていく。公平性を保てるようにというようなことで、村内の指定管理の部分は全部そういうふうに変えてきてるっていうのは今の状況」
公平な審査だとする村長に対し、議員側は候補団体となった「赤井川村国際リゾート推進協会」について、役員の登記手続きの遅れなどを巡り、事業者として問題があると指摘。
今月15日の村議会で、百条委員会の設置を全会一致で決めました。
村長は百条委員会での質問事項について、まだ議員側からの通達はないと話します。
■赤井川村・馬場希村長「議会側と喧々諤々(けんけんがくがく)、何か今顔見たくないとかっていう状態でもないし、どういうふうなことを聞かれて、我々はどういう準備をして、どういう説明をしていくのかっていうところが、向こうからボールを投げられるんで、それを返していく」
揺れる赤井川村。
村政史上初の百条委員会は、年明けにも開かれる見通しです。



























