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再開発ラッシュでマチ激変!そして注目のファイターズ2軍北海道移転は…キーパーソン直撃で見えたもの

 札幌の中心部で進む再開発ラッシュ。

■レバンガ北海道・小川嶺オーナー:「街が新しく創られるくらいの規模を」

 突如浮上した新アリーナ構想に・・・

■北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹CBO:「本当の意味で育成をできる拠点をこの北海道に」

 ファイターズ2軍本拠地の道内への移転。2025年は北海道の未来に期待が高まるビッグプロジェクトに沸いた1年でした。

■ラピダス・小池淳義社長:「これが世界にないイノベーションを起こす、そういうモチベーションをものすごく引き上げたことが今回の成功に繋がっていると思います」

 3月、千歳では国家プロジェクトとして、次世代半導体の量産を目指すラピダスの工場が完成。試作品の製造が始まり、世界で最も微細な回路の線の幅が1ミリの50万分の1にあたる2ナノメートルの「半導体トランジスタ」の動作が確認されました。国内初の快挙です。

■本吉智彦記者:「札幌駅の南側北4西3地区ではたくさんのクレーンや重機が動いています」

 札幌駅の南側では、家電量販店のヨドバシカメラなどが入る複合ビルが2028年7月の開業を目指し着工しました。ほかにも、札幌駅の近くでは、中心部最大級の客室数605室をほこる大型ホテルが。ホテル不足解消にとオープンを1ヵ月前倒ししました。3年前に閉店したファッションビル「4丁目プラザ」跡地に10月に全面開業したのは「4PLA」。昼からお酒が楽しめるバルも登場しました。大通エリア、道銀本店の跡地などに建てられるビルも工事がスタート。高さは185メートルで、世界的建築家の隈研吾さんがデザインを手掛け4年後の2029年8月の開業を目指します。

■レバンガ北海道・小川嶺オーナー:「札幌駅周辺の利便性の高いところにアリーナを造り、街が新しく創られるくらいの規模をレバンガとしてもチャレンジをしていきたい」

 プロバスケットボール男子Bリーグ、レバンガ北海道。2025年に就任したばかりの小川オーナーが掲げたのが自前のアリーナ建設です。来シーズンから新たな制度が始まるBリーグでは、ホームアリーナ確保が参入の条件となり全国各地でアリーナの建設が進んでいます。3ヘクタール以上の敷地で商業施設なども併設する計画。候補地は老朽化が進む東区のJR苗穂工場の敷地などが挙がっていて、レバンガ北海道は2026年には建設地を決定したいとしています。

 そして、プロ野球・北海道日本ハムファイターズは、千葉県鎌ヶ谷市にある2軍の本拠地を、札幌圏の6都市いずれかに移転する構想を発表。描いているのは単なる野球施設ではなく、ショッピングや宿泊ができ、住居なども一帯となった巨大プロジェクトです。東京の調査会社の試算では、経済効果は約2200億円とされています。

 発表から5ヵ月、HTBはそのキーパーソンを直撃しました。

■ファイターズ スポーツ&エンターテイメント・小林兼開発副本部長:「立地やアクセスっていうのは非常に重要だと思っていますので、その点は非常に大きい」

 2軍の本拠地移転というビッグプロジェクト。その陣頭指揮を執るのがファイターズの開発副本部長を務める小林兼執行役員です。

■ファイターズ スポーツ&エンターテイメント・小林兼開発副本部長:「選手、チームもですね、試合日だけではなくて、練習という観点でも日常的に過ごす場所になりますし、地域の方々も日常的に通っていただけるような、そういった施設っていうのは求められるんじゃないかなと」

 2軍の新たな本拠地は、ショッピングや宿泊の施設、住居エリアなどを備えた構想です。

■ファイターズ スポーツ&エンターテイメント・小林兼開発副本部長:「最低でも10ヘクタールで、かつなるべく広い場所で始めるほうが、色々な開発も含めた構想を描けるという点では広い場所を求めているというのは事実です」

 Fビレッジの面積は約32ヘクタール。2軍の新たな本拠地の広さは、最低でもその3分の1を考えているといいます。球団は現在、候補に挙がる6都市と情報交換を行っています。

■ファイターズ スポーツ&エンターテイメント・小林兼開発副本部長:「もちろん、立地アクセスっていうのは非常に重要だと思っていますので、その点は非常に大きいかなと」

 誘致に向け江別市を皮切りに、恵庭市、苫小牧市の順に期成会が発足。苫小牧の市議会では、議員も市の職員もファイターズのユニフォームを着て参加し、積極的にアピールしました。3つのマチに遅れること、札幌では12月、市が積極的に誘致活動を行うよう期成会が立ち上がりましたが、秋元市長は今のところ、市内には提案できる場所がないとしています。

■依田英将アナウンサー:「ここかな、ここがいいなみたいなのは正直なところどうですか」

■ファイターズ スポーツ&エンターテイメント・小林兼開発副本部長:「まだ決まっていない状態ですので、どこが可能性が高いということまでは現時点ではない。地域といかに連動した取り組みができるか。あとは行政としてどういったサポートをしていただけるかというところは大きな要素になるんじゃないかなと。来年(2026年)前半、6月くらいまでに決められればなということで、社内で動いてるとこです。地域の方々が価値を感じていただけるような施設を目指していきたい」

 移転先が決まるまで残り半年。自治体のサポート体制はもとより住民の熱意が大きな鍵となりそうです。

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