今月、札幌市内の肉の無人販売所で、冷凍の肉など合計およそ３万円分が盗まれました。店内の防犯カメラには、犯行の様子が捉えられていました。

札幌市中央区にある肉の無人販売店の防犯カメラの映像です。男が手提げバッグからはみ出すほど大量の商品を詰め込む、異様な光景です。

元オーナーの女性）
「大腸ホルモンだったり、牛カルビだったり、ちょっと好きなものは毎回決まっているようでした。知り尽くしているような感じで動いていくので、ちょっと何回も来ていたのかなというようなお話は（警察が）していました」。

男は、商品が入ったバッグを持ってレジへ向かいましたが、後に店側が確認すると、支払額が足りていなかったということです。

高橋純暉記者）
「男は今月、２回に渡って大量の商品を袋に詰め込み、レジで会計をして店を出たということですが、支払った金額は、それぞれ６００円だけでした」。

これは今月２日の防犯カメラの映像です。２２日の人物と似た上着の人物が、バッグに商品を入れていきます。レジで６００円を支払っていましたが、店が在庫などを調べると、この人物が買った商品は、およそ１万５千円分だったということです。

元オーナーの女性）
「しっかりお支払いしてくださった方が大半で、もちろん常連のお客様もいらっしゃったので、そういう人にはちょっと申し訳ないなっていう気持ちはあります。早く捕まってもらって、他のお店でもそういう被害も防げたら、こんな同じような思いをするお店が減ればいいなと思っています」。

店は２日間の被害を合わせた、およそ３万円分の被害届を提出。警察は、窃盗事件として捜査しています。