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メガソーラー建設計画 大阪の事業者が釧路市との協議完了前に新たな予定地で木を伐採

釧路市内で複数のメガソーラー建設を計画している大阪の日本エコロジー。
希少生物の調査に関する市との協議が完了していない中、きょう(25日)新たな予定地で木の伐採を始めました。

釧路市大楽毛地区できょうから始まったメガソーラーの建設工事。
建設を計画しているのは大阪の日本エコロジーです。
20日に説明会を開きましたが、住民からの合意は得られませんでした。

また、工事現場に生息する希少生物の調査についても、市との協議が完了していない状態です。

■釧路市大楽毛橋西町内会・本間一義会長「我々はなんぼ反対と叫んでも見ているしかできないのがすごく残念。できてしまったら大変な光景になるし、毎日そんなのを見て暮らすのもいや」

日本エコロジーは昭和地区でも22日から工事を始め、国の天然記念物・オジロワシの止まり木を伐採しています。

■釧路市昭和北1丁目町内会・針生久会長「自然あふれる釧路の湿地帯をなんとしても守りたい」

大楽毛地区と昭和地区の町内会は、きのう合同で会見を開き、日本エコロジーに工事中止の要請を行うことを明らかにしました。

釧路市では10月に条例が施行され、来年から着工する太陽光発電施設の建設は許可制となります。

条例適用前に着工に踏み切った日本エコロジー。
鶴間市長は…

■釧路市・鶴間秀典市長「地域と共生がなされていない状態で事業を進めようとしている。今の法律上も(規制が)なかなか難しいところはある」

さらに、3月に着工した北斗地区の建設現場でも新たな動きが…。

アルピニストの野口健さんと木村隼人釧路市議はきのう道庁を訪れ、北斗地区の建設現場に廃棄物処理法に基づく立ち入り検査を行うよう道に要望しました。

この現場では先月、搬入された土砂からガラス片やプラスチック片が見つかっていて、野口さんらは他にも金属片や電線などが混ざっている可能性があるとして廃棄物処理法違反の可能性を指摘しています。

■野口健さん「ここまで来ている釧路を変えられなければ、全国のメガソーラー問題を変えらないと思うし、釧路市が変わればここから全国に良い意味で広がっていく」

道は、工事の施工業者にヒアリングなどを行い、法令違反があれば厳正に対処するとしています。

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