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違法建築問題のノースサファリ、動物242頭の移動が焦点に 投資会社「今の場所で」開発許可取る方針に変更

ノースサファリサッポロの違法建築物問題。きょう(26日)、札幌市が勧告していた建物の撤去期限を迎えました。

鈴木麻友記者)
「撤去期限を迎えたノースサファリサッポロには、今も多くの建物が残っているのが分かります。園内からは動物の鳴き声も聞こえてきます」。

ノースサファリサッポロは、市街化調整区域に無許可で飼育施設などを建て、20年にわたって営業してきました。札幌市は、9月の立入検査で122棟の違法建築物を確認。きょう(26日)までに全てを撤去するよう勧告していました。
しかし、園内には今も数十棟が残っているとみられます。

課題となっているのが、動物の移動。先月末時点で、受け入れ先が未定の動物は、242頭いました。

その動物を救いたいと名乗り出たのが、東京の投資会社・ビーチキャピタルです。
当初、ノースサファリから北東におよそ800メートル、住宅街のすぐ近くに新たな動物園を造る案を示していました。しかし、住民向けの説明会で反対の声が相次いだため、場所は変えずに違法建築物を撤去して開発許可を取る方針に変えました。

ビーチキャピタル 赤澤社長)
「今の場所で何かうまい事、(動物を)一旦移してまた(許可を)取り直してでもできたら一番スムーズかなと思っています。そんな簡単に諦めるものならここにはいかない」。

ビーチキャピタルは、年明けにも詳しい計画を市に提示したいとしています。

当初の計画地近くの町内会長)
「(ノースサファリがあった場所で)申請するんだから、役所から承認もらってやるなら、そう問題はないのかなとは思います」。

札幌市は、年明けにも園に立ち入り検査を行った上で、運営会社のサクセス観光に対し、さらに強い「除却命令」も含め対応を検討するとしています。

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