「お母さんが『助けてください』と…」通報者が語る緊迫の状況 5歳男児死亡の小樽・朝里川温泉スキー場事故
2026年 1月 5日 15:59 掲載
小樽市内のスキー場で5歳の男の子がエスカレーターに右腕を挟まれ、死亡した事故。当時、通報した男性が緊迫した状況を話しました。
高橋純暉記者)
「現在雪が積もっています。そばには訪れた人が供えた花や食べ物、飲み物が供えられています」。
先月28日、小樽市の朝里川温泉スキー場で、札幌市東区の後藤飛向ちゃん(5)が駐車場からゲレンデに向かうベルトコンベヤー状のエスカレーターの降り口付近で右腕をはさまれました。飛向ちゃんは通報からおよそ40分後に救出され、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
年末に起きた痛ましい事故に、現場には花を手向ける人の姿がありました。
献花した人)
「小さいお子さんでしたので、なおさらやっぱり痛ましい。スキー場でも係員もつけて注意が必要だと思った」。
当時、現場で消防に通報をした男性は緊迫した状況をこう振り返ります。
通報した人)
「僕ら家族が降りたあと、ものの一分も経たない状況でお母さんが「助けてください」と叫び声が聞こえた。「僕が見たときには(飛向ちゃんは)青ざめた感じだったので表情も」。
通報した男性によると母親が非常停止ボタンを押しエスカレーターは止まりました。救助活動は難航し、重機で装置を切断しなければならないほど飛向ちゃんの右腕がはさまっていたということです。
通報した男性)
「(救助活動の間)ずっと切らすことなく声をかけていたので、お父さんが。全部に反応していたわけではないけど、何回か反応して、時には泣き叫ぶという状況があった」。
スキー場の担当職員によりますと、物が引っかかった時点で自動的に停止する装置が今回は作動していませんでした。また警察によると飛向ちゃんの死因は窒息死で、右腕をはさまれた際に衣服も巻き込まれ、首を圧迫したことで窒息したとみられています。
通報した人)
「どうにか僕も助けてあげたいという部分があったので、どうにかできたんじゃないかなと悔しさがある」。
運営会社は取材に対し、このスキー場では過去にもエスカレーターでの転倒事故が発生していたものの、監視員を常駐させることはなかったといいます。
スキー場の運営会社 Sasson 玉川謙介総支配人)
「ゲレンデの有料のエリアを優先して人を配置してしまった」、「せっかく家族でスキーに行こうと思って楽しみにしていたのに思いを踏みにじってしまうことになって本当に申し訳ない」。
警察は業務上過失致死容疑も視野に調べを進めています。



























