札幌でも発生 一瞬で完全に視界奪われる“都市型ホワイトアウト”の危険 過去には死亡事故の原因に
2026年 1月15日 18:58 掲載
冬道を運転するときに気を付けなければいけないホワイトアウトによる事故。
都市部でも起きる可能性があるといいます。吹雪によって視界が奪われたときはどうしたら良いのでしょうか。
おととい13日、札幌市厚別区の地下鉄東西線の新さっぽろ駅近くで撮影された映像です。強い風が吹きつけ、雪が舞い上がっています。そして、次の瞬間・・・・
一瞬でホワイトアウト状態になり、先ほどまでは見えていた車道の車も見えなくなってしまいました。
同じころ白石区でも・・・
■運転手:「うわー、やば。やばすぎる」
雪の影響で視界が悪くなり、前を走る車のテールランプも見えない状態に。
仕事から帰宅する途中だったという運転手は…
■運転手:「一気にバーッと雪が舞うような感じになり、視界が本当に一瞬ゼロになって、どこを走っているか分からない状態でした」
「(ホワイトアウトは)郊外では何回か遭遇したことがあるんですけど、まさか札幌の街中で遭遇するとは思ってなかったのでちょっとびっくりしています」
4年前、北斗市ではホワイトアウトが原因とみられる多重事故が。67歳の男性が死亡したほか、16人がけがをして病院に搬送され、事故の影響でおよそ160台が現場で一時、立ち往生しました。
冬道を運転するときはいつ遭遇してもおかしくないホワイトアウト。遭遇した場合は、どうすれば良いのでしょうか?
■寒地土木研究所・松下拓樹上席研究員:
「基本的には停止するべきではありません。停止すると後ろから追突される可能性が高くなるので、できればゆっくりの速度でも走行し続けることが基本になってくる。本当にひどいときは道路から離れて退避して吹雪がやむのを待つことが大事。」
■スタジオ解説:
依田アナウンサー: 札幌の街中で、あんなにホワイトアウトって経験したことがないという方もたくさんいらっしゃったと思うのですが、街の中心部「都市型ホワイトアウト」に遭遇した場合、どういうところに気をつければいいのか。
VTRで解説いただきました「寒地土木研究所」の松下さんによりますと、
・まず、「車と歩行者に注意」してくださいとのことです。
郊外に比べるとやはり交通量も多いですから、圧倒的に接触リスクが高くなるということです。郊外の一本道と違って交差点も多いですので、横からの車両に注意をしてほしいとのことでした。
・そして「信号機にも注意」してください。
街中は信号機が多いですよね。今、LEDになってだいぶ少なくはなりましたが、雪がついてこの表示が見えないこともあります。仮に、自分側の信号が青だと分かっていても、交差側の車両(横から向かってくる車両)が気づかずに進入することもありますので、交差点や信号機にも注意してほしいとのことでした。
さらに運転中にホワイトアウトに遭遇したら…
依田アナウンサー: ホワイトアウトの際、我々運転手が気をつけるべきことがこちらです。
・無理に停車しない
VTRにもありました「無理に停車をしない」ということです。安全な広い場所が見つからない場合は、無理に停車をせず、ゆっくりと走り続ける。追突のリスクを減らすためということです。
・ヘッドライト点灯
雪の乱反射を防ぐために「ハイビーム」ではなくて「ロービーム」を使うと良いということです。ヘッドライトをしっかり点けますと、後方のテールランプも光りますので、後続車に認識してもらいやすくなります。
・車間距離
「あれば良い」というわけではありません。先行車のテールランプが見えるくらいの距離で、かつ直ちに停止できるスピードが望ましいとのことです。
■雪で立往生したとき、あるといいもの
JAFによりますと、以下のアイテムを準備しておくと良いとのことです。
・スコップ: 車の排気口の除雪や、埋まって動けなくなった時に活用。
・防寒着: 少し多めに車に積んでおく。
・手袋・長靴: 外での除雪作業などの際に必要。
ホワイトアウトは突然起こります。日頃の備えをしっかり見直してみてください。



























