札幌の中学校 スキー授業の実施、半数割る スキー用品・リフト代や貸し切りバス代が高騰 家計に配慮
2026年 1月21日 15:51 掲載
スキー授業にも物価高の波が押し寄せています。
価格高騰で中止する学校が相次ぎ、札幌市の中学校で実施するのは、今年度、半数にも満たない状況です。
道民の多くが幼い頃に経験したスキー授業。
しかし今年度、札幌市立の中学校でスキー授業を予定しているのは、95校中46校と半数を切っています。
■札幌市教育委員会教育課程担当課 山下敦史課長「交通費、リフト代、用具、それぞれ上がってきている現実があるので、そのようなことを考慮してというのが考えられます」。
札幌市では、かつて9割近くの中学校でスキー授業が行われていましたが、「ゆとり教育」で体育の授業時間が減ったことに伴い2002年ごろから激減。
2009年度に市教委が「雪をテーマとした札幌らしい学校教育」という方針を掲げ、いったん増加に転じましたが、ここ数年、再び減少傾向です。
大きな理由は物価高。
スキー用品やリフト代、貸し切りバスなどが軒並み値上がりし、家計への負担が増しています。
■札幌市教育委員会教育課程担当課 山下敦史課長「子どもたちがその地域の環境を生かして、多様な活動をしていくっていうのが、子どもたちの成長にとっては欠かせない活動の一つかなというふうに思っておりまして…負担軽減を図る策を模索中」
■室岡里美アナウンサー:
1回のスキー授業でそれぞれの家庭が負担するもの、主なものがこちらになっています。バス代、そしてスキー用品代、リフト代、保険代などがありますが、中でもこちらです。 今赤くなった「バス代」と「スキー用品代」というのがかなりの負担になっているということなんです。
まずバス代についてですが、札幌市のとある中学校によりますと、2008年ごろはだいたい30人乗りの場合、2万5000円から3万円台だったところ、現在は6万円以上。まあ倍以上になっているんですよね。 まあこの価格を1クラスで割っていく、1学年で割っていくというような形になると思います。
そして、スキー用品ですね。 全身を「新品」で揃えた場合の価格となっています。ウエアだけでも3万円かかったり、スキー板も高いですよね。そしてブーツも1万6000円、ストックも5000円ということで。 まあ4〜5年前から比べると、これで全体で5000円から1万円の値上げだということなんですね。 材料費、輸入コストの増加、人件費の高騰などが理由だとしていますが、河野さん。 スキー授業がなくなるかもしれない、減っていくというのは、ちょっと寂しい気もしますね。
■河野真也(オクラホマ):
ちょっと仕方ないんじゃないかという気がするのと、あの、うちの息子が小5、娘が小2なんですけど。 小5の息子が11月に去年の靴履いたら小さいから、買いに行ったんですよ。ちょっと大きめ買ったんですけど、最近その授業始まるからスキーに行ったんです、慣らしで。 そしたらきつかったんですよ。
とんでもない成長をするから、本当に毎年のようにかかってくるので。まあ、小学校ってなんかそういうこと始めるきっかけみたいなこともあるかもしれないですけど、中学生になったらもうやるやらないは、それぞれのご家庭な気もするし。
■室岡里美アナウンサー:
そうかもしれませんね。しかもこう、親御さんと一緒に行くっていうのも中学生になると、なかなか思春期でねっていうのも。
■河野真也(オクラホマ):
地域らしいっていうのは分かるんですけど、札幌がこれだけ雪積もってスキー場オープンしてる期間が短くなってると、よりバスのそこの需要も一気に来るから、難しいだろうなとはちょっと思います。
■室岡里美アナウンサー:
これまで新品のみを扱っていたスポーツ用品店でも、現在は中古スキー板の取り扱いを始めたり、メンテナンスであったり、調整の無料サービスを実施している店舗もあるということなんですが。まあ様々な状況を考えながら議論を進めていく必要がありそうです。



























