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冬眠しているはずのクマが畑に出没 ハンターが駆除 上ノ国町で1月にクマが駆除されるのは記録上初めて

道南の上ノ国町できのう(21日)、畑にクマ1頭が出没し、駆除されました。
町で1月にクマが駆除されるのは記録上初めてで、住民に不安が広がっています。

体を丸めて冬眠するクマ。
時折、大きないびきもかいています。
本来であれば、今の時期このように冬眠しているはずのクマですが、今年は異変が…

■前田愛奈記者「上ノ国町の山間にある住宅地です。ここにクマを駆除した跡の血痕が残っています。クマは橋を渡った先で目撃されました」

■クマを目撃した人(89)「あそこに黒くみえたんだ。きのう午前10時ごろじゃないかな。雪かきが終わって」

きのう、上ノ国町の畑で80代の男性が山から降りてくるクマ1頭を目撃しました。
その後、駆け付けたハンターがクマを駆除。
駆除されたクマは体長およそ1メートル40センチ、体重100キロのメスのクマだったということです。

■クマを目撃した人「すぐわかった。(夏に)クマ何回も見ているから。夏のうちここにいたから。田んぼの米食ったり、豆食ったりして。腹減って食べ物探してたんじゃないか」

■近くに住む住民「(Qこんな時期にクマは出る?)初めてだ。おっかないよ」

町によりますと、1月にクマが駆除されるのは記録が残る2016年以降初めてのこと。
町内で駆除されたクマは昨年度は6頭でしたが、今年度は106頭と一気に急増しています。

■上ノ国町農林課 杉野匡課長「過去を見ても一番多い年度になっています。寒い時期でも出没する場合があるということがわかったので、この時期でも注意していただきたいと思います。」

■依田英将アナウンサー:
この写真を見てもこんなに雪が積もっているのに、なぜ1月にクマが出るのかって非常に疑問に思う方多いと思うんですけれども、北大の坪田先生に聞いてみました。 「冬眠していないんですか?」って聞いたら、「いや、そうじゃなくて、一回冬眠して、冬眠中に目覚めてしまった可能性がある」ということなんです。

去年は秋、ドングリの生(な)りが不足していて、クマのエサが不足していました。 「冬眠を乗り切るエネルギーが不足していたんじゃないか」ということなんですね。クマ自身もこのまま眠っていると脂肪がなくなって死んでしまうので、動き出すということはあり得るということなんです。

■室岡里美アナウンサー:
去年、坪田先生にスタジオにご出演いただいたときは、「12月中にはもう冬眠に入って、早くても3月以降には冬眠から覚める」というお話でしたから、今回はその、イレギュラー、異例であるっていうふうに捉えてていいってことなんですか?

■依田英将アナウンサー:
例外個体ということなんですが。今後こういうクマって増えていくのか、ここも先生に聞きました。 先生は「今のところわずかなので、心配する必要はないですよ」ということです。 ただ、今後数例出没しますと、人間もクマの冬眠に関する意識、対策を見直さなければならないんだけれども、「今のところ、心配する必要はない」ということでした。

■室岡里美アナウンサー:
正直、本当に雪積もってたので、全くクマに対する警戒がなかったんですけど、まあ今回本当にレアケースだということですね。

■依田英将アナウンサー:
やっぱり冬の対策っていうのはね、私たちしっかりと心構えとして持っていかなければなりません。坪田先生こう言っています。 基本的にクマの習性として活動期と変わらないので、もう番組で何回も秋に呼びかけた話と一緒ですよね。「出た場所には近づかない」「出会ったら人間の存在を知らせる」。そして冬なので少ないとは思いますが、「残飯、ゴミは放置しない」。これを徹底してほしいということでした。 ちなみに、お腹を空かせたクマというのは大変凶暴性が高く危険な状態です。クマの痕跡を見つけたら、とにかくしかるべき機関に連絡して、場所には近づかない。これを徹底してください。

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