JR北海道社長が「黄線区」の上下分離案撤回について沿線自治体に謝罪 国主体の協議会で検討へ
2026年10月 2日 18:53 掲載
単独では維持困難とするJRの「黄線区」をめぐり、設備の維持を自治体が担う「上下分離方式」案の撤回について、JR北海道が沿線自治体に直接説明し陳謝しました。
JR北海道・綿貫泰之社長「各方面から厳しい意見を頂戴することになってしまったということ、この間協議をすることができなかったということを、まずは深くお詫びを申し上げます」
JR北海道が2日に開いた沿線自治体向けの説明会には、オンラインを含めておよそ50人が参加しました。
「黄線区」は宗谷線や花咲線などの8区間で、昨年度の赤字額はおよそ156億円。国からは、来年3月を期限に抜本的な経営改善策の提出を求められています。
JRは今年4月、運行はJR、線路などの設備の維持管理は自治体が担う「上下分離方式」案を示しました。しかし自治体からの反発などが相次ぎ、議論はストップ。9月の会見で綿貫社長がおわびし、案は正式に撤回されました。
標茶町長・佐藤吉彦町長「唐突に上下分離が提案され、さらに今回また唐突に撤回される」「信頼関係の再構築が今後最優先事項でないか」
今後は国が主体となり、道や沿線自治体も参加する協議会を発足し、改善策を取りまとめていきます。
稚内市・工藤広市長「期間が短いがゆえに、最後の結論は何かを負担するというだけの話で終わらないように」
北見市・辻直孝市長「地域の実情や意見を十分踏まえながら、慎重かつ丁寧に進められることを国に求めたい」
国を主体とする新たな協議会の初会合は、9日に開かれる予定です。



















