千島列島「M9.9」緊急地震速報の取り消し 気象庁が要因説明
2026年10月16日 18:43 掲載
昼頃に取り消された緊急地震速報。気象庁は誤った場所でマグニチュードの計算が行われていたことなどが原因だったと発表しました。
「緊急地震速報!」
午後0時40分、気象庁から発表された緊急地震速報。当初の発表では震源地は千島列島でマグニチュード9.9と伝えられました。
ところがその8分後の午後0時48分。気象庁は緊急地震速報を取り消しました。
実際にはカムチャツカ半島付近でマグニチュード6.9と推定される地震で、函館で震度1が観測されました。
道内各地は混乱。道は情報収集を行いましたが大きな地震や津波の情報はなかったため災害対策本部は設置されませんでした。
加藤肇カメラマン
「帯広警察署前にいます。緊急地震速報が出ました。いまのところ大きく揺れているものは見えてきません」。
釧路市民)
(Q:避難しなきゃとか思いました?)「びっくりですよね。えっ?と思って立ってでも揺れてる感じがない」
釧路市総務部 石田貴志防災危機管理監)
「午後から仕事しようかというタイミングでの今回の速報だったので、来るぞ来るぞという感じで身構えた」。
気象庁は午後2時から記者会見を開きました。
地震火山部地震津監視 海老田綾貴課長)
「今回地震は発生して緊急地震速報の処理は動きましたけれども、この処理の過程におきましてマグニチュードを過大に評価してしまったことが原因でございます。大変ご迷惑をおかけ申し訳ございませんでした」。
気象庁は午後5時半から再び会見を開き、実際の震源地が予測された場所と異なっていたとしました。
さらにマグニチュードの計算と震度の予測に用いる場所は、同じ地点である必要がありますが、今回の地震ではそれらが別々になってしまったことも明らかにしました。理由は調査中としています。
今回は取り消しになりましたが、専門家は今後も緊急地震速報が鳴ったら身構えてほしいと話します。
北海道大学地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授)
「幸い大きな地震がなかったんですけれども、これまで出されていた緊急地震速報はきちんと大きな揺れを予測しておりますので、今後も緊急地震速報が鳴ったときにはとにかく身を守る安全な体制、これを心がけていただきたいなというふうに考えております」。


















