冬の噴火に注意 政府 十勝岳を全国で4つの重点評価火山に選定 地元の備えは
2026年10月20日 18:19 掲載
政府の火山調査委員会は、十勝岳や駒ヶ岳など全国4つの火山を重点的に評価する火山に選定しました。
十勝岳では、特にこれから冬の時季の噴火に注意が必要です。
今月16日に、噴火警戒レベルが2の「火口周辺規制」に引き下げられた十勝岳。
しかし、これからの季節は注意が必要です。
町民40代女性
「冬に噴火するんじゃないかみたいなのがあったのでそれがちょっと怖くて」
町民70代男性
「これから雪降りますからそれで爆発とか起きたら困るな」どっちへ逃げようかどうしようかというのは妻とも話し合っている」
道内で気象庁が24時間体制で観測している活火山は9つ。そのうち現在、噴火警戒レベル2を示すのは十勝岳など3つの山です。
1926年、十勝岳の噴火による大規模な泥流が発生し、上富良野町などで144人が犠牲になりました。
北国の火山特有の「融雪型泥流」とみられていましたが…。
札幌管区気象台関口悠子警報予報官
「純粋に溶けた雪だけで泥流が発生したのではなくて地下の熱水が噴火が発生して火口を形成した時に一気に吹き出した」「今後、十勝岳の山体に十分な積雪があると融雪型火山泥流のリスクが高まるということになる」
積雪時に噴火した場合は特に泥流が起こりやすく、噴火の可能性が高まった場合はレベル2からレベル4へ引き上げることもあるということです。地元でも対策が進められています。
美瑛町角和町長
「これから先またレベルが上がってきたような段になりますと、より一層の地元産業への影響を懸念されるところでございます」
20日、美瑛町で観光事業者などを集めた意見交換会が開かれ、噴火警戒レベルが上がった場合の、連絡体制や避難誘導の確認が行われました。
上川総合振興局嶋田総合振興局長
「補償関係についても踏み込んだ支援の可能性もあるというような話も中企庁さんからいただいていますのである程度解消できたんじゃないかなと思います」
ホテルパークヒルズ齊藤総支配人
「避難体制とか案内する体制をきちんと整えてお客様を受け入れる、自分たちの安全も確保するということが確認取れたと思います」
また、上富良野町では噴火を想定した備えも。
香山芽郁記者
「防災倉庫の中には毛布やヒーターがあり、冬への備えが行われています」
上富良野町では倉庫や学校の3カ所に食料や水などおよそ6000人分を備蓄。その一部をすぐに使えるようあらかじめ避難施設に移動させるなどしています。
札幌管区気象台関口悠子警報予報官
「噴火が起きてあるいは泥流が起こっていると分かってから行動を起こすのでは遅すぎるということそうするにはあまりにも被害や影響が大きすぎるのでなるべく事前に準備を整えておいて起きた時点ですぐに素早く避難ができるようにしてほしい」


















