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【札幌から世界へ】バレエ歴4年で最高峰ロイヤルへ!13歳が「ダメなら辞める」覚悟で掴んだ夢への切符

山田琉生(るい)さん、中学2年生。
姉の優七(ゆな)さんと2人でバレエに打ち込んでいます。

琉生さん
「足をこうやって入れないと落ち着かない」
姉・優七さん
「あ、寝た」

家では、
赤ちゃんの時から愛用しているタオルケットを手放さず、
寝るのが大好きな琉生さんですが、
ひとたび舞台に立つとスイッチが入ると言います。

琉生さん
「舞台に上がった瞬間から
ブワーってなんか脳みそから出てくる」

6歳で劇団に入り、
ミュージカル俳優が夢だった琉生さん。

ミュージカルに役立てばと、
9歳の時にバレエを始めると、すぐに頭角を現しました。

講師 小林絹恵さん
「舞台が華やかになってどこにいても目を引く。
そういうものを持っているダンサーなので、
私も指導していても踊りを見ているときはワクワクする」

今年2月、
札幌で上演されたバレエ「くるみ割り人形」では、
主人公の弟役に抜擢されました。

琉生さん
「自分がとりあえず楽しもうって思ってるんで、
自分がこうなったら楽しいな面白いなって思ったら、
その動きをしてみたいな感じでやってます」

バレエを始めてわずか4年ほどの琉生さんですが、
この秋、親元を離れてイギリスへ留学すると決めました。
決断を後押ししたのは、憧れの人の存在でした。

北海道出身の世界的バレエダンサー、熊川哲也さん。
琉生さんは、バレエを始めて3ヵ月の時、
熊川さんが演じる役の息子役として共演しました。

間近で見た熊川さんの踊りに心を打たれ、
バレエと真剣に向き合うようになった琉生さん。

しかし、留学を決めるまで、両親には葛藤がありました。
姉の優七さんが、おととしからモナコへ留学したこともあり、
家計は決して余裕があるとは言えない状態でした。

留学の足がかりとなる国際コンクールへの出場も、
遠征費を考えると、反対せざるを得ませんでした。

琉生さんの父
「家売っても足んないんじゃないかっていう。
そういうレベルなんで、絶対無理って言ってました」

琉生さんの母
「それでもやる覚悟があるのかっていうのも聞きたかったし、
そういう面ではちゃんと全部包み隠さず
これにはいくらかかっててとか全部言ってましたね」

「国際コンクールに出て、実力を確かめたい」。
琉生さんは、両親に覚悟を伝えました。

琉生さん
「入賞とかしても
スカラシップ(留学や奨学金の権利)1個ももらえなかったら
バレエ辞めていいっていう覚悟で出たんで」
 
「ルイ ヤマダ」
結果を出せなければ、
大好きなバレエを辞める覚悟で臨んだ国際コンクールです。

思うような踊りができなかったという琉生さん。
しかし、予想外の展開が。

琉生さん
「ホテルに自分が帰っている途中にいきなり呼び出されて
怒られるのかなとか心配になって行ったら、
すごいホセ先生が褒めてくださってうれしかったです」

声をかけたのは、
世界最高峰のイギリスのロイヤル・バレエ・スクールで
芸術部門の責任者を務めるホセ・カラヨルさん。
ロイヤルは、憧れの人、熊川哲也さんの母校でもあります。

ホセさんに将来性を見込まれた琉生さんは、
見事、奨学金が出るイギリス留学の権利をつかみ取りました。

講師 小林絹恵さん
「たくさん回るとか
難しいステップとかはまだまだなんですけど、
そうじゃない部分を見てくださったんだなと思います」

琉生さんが留学するロイヤル・バレエ・スクールでは、
11歳から20歳までの200人余りが学んでいます。
毎年、世界中から2500人ものダンサーが、
オーディションを受けますが、
合格率は数パーセントと狭き門です。

留学まであと3日。
ギリギリまで札幌でのレッスンに向き合っていました。

そして、旅立ちの日。
お気に入りのタオルケットと一緒に出発です。

琉生さんの母
「世界に挑戦できるってことに
まず誇りを持って周りの人にも感謝して。
見守るしかないですね親は」

この日、琉生さんは、
留学へと導いてくれたホセさんから指導を受けていました。

ロイヤル・バレエ・スクール ホセ・カラヨルさん
「日本で琉生を見た時、
彼の目の奥には魔法のようなものがありました。
琉生は、動きを超えた自己表現ができる力を持っています」

琉生さん
「外部から来た子たちがすごい上手いので、
そういう子たちをたくさん見て、
良いところを吸収して頑張ってます」

ロイヤル・バレエ・スクールは、今年創立100周年。
琉生さんは、今月行われた大規模な記念公演の舞台に、
憧れのロイヤル・バレエ団などの
ダンサーとともに立ちました。
日々刺激を受ける琉生さんの今の夢は。

琉生さん
「将来はロイヤル・バレエ団に入って
プリンシパル(主役級のダンサー)になりたいです」

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