宮司と実行委が対立 380年続く“道内最古の祭り”がピンチ 北海道・江差町「姥神大神宮渡御祭」
2026年11月 2日 20:02 掲載
宮司と実行委員会が対立し存続の危機を迎えています。“道内最古”の祭りとして知られる道南・江差町の「姥神大神宮渡御祭」。
実行委員会が今後の方向性を話し合う会議を開きました。
Q今の宮司に対する山車の皆さんの感情は?
祭典協賛実行委員会夏原茂樹会長)
「いい感情はないですね。これだけ負担をかけられてきていますので各町内会とも宮司に対しての思いはあります」。
およそ380年前から続く江差町の「姥神大神宮渡御祭」。道内最古の祭りとして知られています。
祭りの目玉は13台の山車の巡行です。
山車を出す各町内会が「祭典協賛実行委員会」を作りその運営が担っています。
しかし、この実行委員会と姥神大神宮の男性宮司が祭りの運営方法を巡り対立しています。
実行委員会によりますと宮司は神宮側が担ってきた寄付集めや神輿の担ぎ手確保などによる人的・経済的な負担を実行委員会側に求めてきたということです。
また各山車が神宮に納める「御幣料」も値上げしたということです。
これに対し、実行委員会は組織の解散や神事と切り離した独自の山車巡行を検討していました。
実行委員会が開いた先月30日の会合には山車の関係者や町内会の関係者およそ60人が出席。
「380年続く伝統を崩してはいけない」などの意見が出され、最終的に実行委員会の解散は見送られました。
一方で、「今の宮司の元では神事として山車を出さない」という意見が多く出ました。
祭典協賛実行委員会夏原茂樹会長)
「来年度の渡御祭について神社側との折衝をしながら実施できる道を探る」。
Q宮司との話合いがうまくいかない場合は山車が巡行しない可能性も?
「あり得るかもしれません。意見がまとまらなければ(山車の巡行が)無理な場合も出てくるのかなというふうに思います」。
実行委員会は今後、神社側との協議を続ける方針ですが、来年の祭りで山車が巡行できるかは依然として不透明な状況です。


















