冬の高齢者に多発する「ヒートショック」 節約で暖房を抑えすぎても危険が…医師「最低でも18度に」
2026年11月 4日 18:37 掲載
灯油価格が高騰する中、節約のために暖房の使用を控えたり温度を低めに設定している人も多いのではないでしょうか。
急激な温度変化による体調不良は、浴室以外でも注意が必要です。
「寒くなって血圧が急に上がり、『体調が悪くなったけれどどうすればいい?』という質問はしばしばあります」
札幌市内で訪問診療を行う「しろいしホームクリニック」の山田慎一院長。
この季節は血圧の変動で体調不良を訴える「ヒートショック」の相談が多く寄せられています。
山田院長「症状は軽ければめまいとか立ちくらみだが、重くなると脳卒中や心筋梗塞を起こしてしまい、お風呂の中で意識を失うと溺れて亡くなってしまうこともあります」
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が短時間で大きく変動し、体に不調が現れることで、65歳以上の人に多い症状です。
特に、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移動する際には症状が出やすいといいます。
山田院長「あらかじめ暖房がある人は入れていただくか、暖房がない人はシャワーを高いところから入浴する時に落として湯気で温めておくというのも1つの対策になる」
気をつけるべき場所は、浴室だけではありせん。燃料価格が高騰する中、節約のために居間などの暖房の設定温度を下げ過ぎても、ヒートショックにつながる可能性が。
山田院長「部屋の温度が下がりすぎるのと、長風呂や熱い風呂に入りたくなる。温度をあまり下げすぎるのは、長風呂につながるので避けた方がいい。室温は最低でも18度は保つようにしていただけたら」
また、夜に暖房を切って寝ている人は、朝に暖かい布団から寒い部屋に移動する際にも急激な温度変化に注意が必要です。
山田院長「急に寒い部屋に行ってしまうと、血管が収縮してしまって高血圧になりやすい状態になります。あらかじめ部屋を温めておくか、タイマーを入れておくといい」


















