道内の配達灯油が1L160円…過去最高値を更新 酪農業にさらなる打撃 政府と道に対応求め15万筆
2026年11月 5日 18:29 掲載
灯油の価格高騰が止まりません。道内の1リットルあたりの配達灯油の価格が前の週からさらに上がり、160円となり最高値を更新しました。酪農業にも影響が出ています。
資源エネルギー庁によりますと、3日時点の調査で、道内の配達灯油の価格は1リットルあたり160・0円で過去最高値を更新。これで5週連続の値上がりです。
根室市にある久末牧場。70頭ほどのウシを飼育していますが、灯油の値上げの波が押し寄せています。
久末牧場・久末彰真さん「今は補助金で何とか抑えられていますけど、補助金も削減されていくという話なので、今後ますます燃料高は響いてくると思います」
牛舎に暖房設備はありませんが、冬場は月に1000リットルほどの灯油を使用するといいます。
久末さん「搾乳機器や哺乳器具を洗うお湯を沸かすのに灯油を使っています」
ほかにも、子牛の飲み水を温めるためにも灯油が必要不可欠だということです。
久末さん「燃料や電気代、ウシのエサ代、資材費の値上げの方が経営に影響が大きくて、そこにさらにダメ押しされたような感じ」
値上げに歯止めがかからない状況を受けて、国と道に陳情書が提出されました。
北海道生協連が提出した陳情書には、全国から対策を求める声およそ15万6000筆が集まりました。過去最高水準の高値が続く灯油の値上げ防止や、寒冷地の性質を踏まえた生活支援を求めています。
北海道生協連・中島則裕会長理事「本当に暖をとるか食費を切り詰めるか、いま目の当たりにしている。行政には対応をぜひ積極的にお願いしたい」
道民にとってこれからの時季に欠かせない灯油。政府の対応が急がれています。


















