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(2008年11月24日放送)

#100 柿沢安耶さん

11977年東京都出身。学習院大学在学中にフランス料理を学び、「おいしくて、健康になれる料理」を提供するお店を志す。2003年、栃木県に自然食レストランをオープン。そこで、デザートとして出していた野菜スイーツが評判となり、2006年に世界初の野菜スイーツ専門店「パティスリーポタジエ」を開業。瞬く間に反響を呼び、スイーツ界に新たなムーブメントを起こしたパティシエとして注目されている。

トーク内容

おかげさまで「素晴らしい世界」も放送100回を迎えました!視聴者のみなさま、ありがとうございます!というわけで、100回記念の今夜は、特別企画。番組オリジナルスイーツをつくっちゃおうというわけで、話題のパティシエ柿沢安耶さんがゲストです。
かつてないスイーツをつくろうと、ふたりは千歳のファーム梅村へ。実は、ファーム梅村は北海道でも有数の食材の宝庫。ユニークな作物がたくさんあるんです。そこで、素材探しです。やまちゃんがみつけたのが、ヤーコン。柿沢さんもテンションが下がるほど、スイーツ向きじゃない野菜。せっかくだから珍しい野菜…ということで強引にヤーコンに決定です。

柿沢さんが料理に興味を持ち始めたのが大学時代。ところが、進んだのは文学部。いくらプロの料理人を目指していても、アルバイト先では接客しかやらせてもらえなかったそうです。そういうわけで、料理は全て独学。バイト帰りに自宅で深夜まで勉強したそうです。勉強を進めるうちに自然食に興味を持った柿沢さんは、さらなる研究を進め、2003年に栃木県に自然食のレストランをオープンします。そこの常連さんからのリクエストで、「彼女がびっくりするようなケーキを作って欲しい」。それがきっかけで野菜スイーツを作り始めたそうです。

今は、東京で世界初といわれる野菜スイーツの専門店を営む柿沢さん。素材は全て有機野菜ということなので、旬を逃すと販売も難しくなるそうです。そんな柿沢さんの素晴らしい世界は、その土地にあるおいしいものを、その土地でおいしく食べられる世界。地産地消とは言うけれど、現代社会ではなかなか実践されていません。そんな社会の実現に向けて、スイーツを通して活動していく彼女を番組としても応援していきたいです。

ロケーション:
ファーム梅村(千歳市根志越2596-4)
キッチンスタジオ エコールユー(札幌市中央区南3条西4丁目ワカツキスクエアー2F TEL/FAX 011-581-3766)

「ベジロール・ヤーコン北海道」レシピ

「ヤーコン煮」
ヤーコンは水でよく洗い、皮をむき、6mmの角切りにする。
ヤーコン煮(1)は、鍋に無塩バター4gを入れ火にかけ、バターが溶けたら、ヤーコン85gをソテーする。ビートグラニュ糖10g レモン果汁12g 水 バニラビーンズ1/4本 を加え、水分がなくなるまで煮る。
ヤーコン煮(2)は、ヤーコン煮(1)と同じで手順で、レモン果汁は6gとし、ハスカップ30gを加える。

「ロール生地」
全卵に砂糖を加え、湯せんしながら、ハンドミキサーであわ立て薄力粉70g ヤーコンパウダー5g 白ごま油20gの順に加え混ぜる。オーブンシートを敷いた天板に生地を流し、200℃のオーブンで10分間焼く。

「ハスカップクリーム」
35%生クリーム 80g ハスカップ 20g ビートグラニュ糖 4g
バーミキサーなければミキサーにかけ、ハスカップが細かくなったら、ホイッパーであわ立て8分立てのクリームをつくる。

「生クリーム」
35%生クリーム 200g ビートグラニュ糖 10g
ホイッパーであわ立て、8分立てのクリームをつくる。
「ヤーコン煮」「ロール生地」が冷めたら、「ハスカップクリーム」の上に「生クリーム」を重ね、さらにヤーコン煮(1)(2)をちらす。生地を巻き、1時間ほど冷蔵庫で冷ましたら完成!!

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