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(2009年5月11日放送)

#122 矢内理絵子さん

1980年1月10日、埼玉県出身 将棋好きのお父さんの影響で8歳から本格的に将棋を習い始める。そして当時の最年少記録、13歳でプロデビュー。2008年には初代「女王」のタイトルを獲得したトップ女流棋士のひとり。

トーク内容

今週はゲスト、女流棋士の矢内理絵子さんにこれぞプロの技という「目隠し将棋」を披露していただきました。目隠しで将棋ですよ。そんなことできるわけが無いじゃんか!?って最初は思ってましたけど…。いや~スゴイっすわ。プロ棋士の人たちって頭の中に将棋盤があるんですって、そんでそのイメージの盤にイメージの駒を置く。「3・四金」とか、駒をどこに動かしたかを相手に伝えるとその動きを全部暗記して将棋ができちゃうんですよ。撮影でも実際に目隠しをしてもらって、たまたま現場にいたケーキ屋さんと対戦してもらいましたが、相手の動かした駒に「そこじゃないほうがいいですよ」なんてアドバイスまでするんですよ。もちろん勝負は矢内さんが勝利。イヤ~信じられませんよ。

さてさてトークでは矢内さんのお人柄をうかがうとともにあんまり馴染みのないプロの将棋の世界に迫ってみました。だって滅多に聞けることじゃないでしょ、お給料とか…、将棋の対局の裏話とか…なんだかお堅いイメージの世界ですからね。気になるお給料派ですね、女流棋士の皆さんは固定給はなし、対局料っていって一局ごとにいくら…ってお金とあとは大会の賞金だけ。しかもその対局金ってのはとてもそれだけで暮らしていけるような金額ではないとのこと。矢内さん曰く、「始めてもらった対局料はお小遣い程度でした。」ですって。実力のある人だけが賞金がもらえる、本当に勝負の世界なんですよ。そんな中でその賞金を一番多く獲得したのがゲストの矢内さん。2008年度の女流棋士NO.1でございますよ。いったいどれくらいかと言うと…矢内さんが優勝した「女王」のタイトル戦が優勝賞金500万円。女流棋士の場合はこうした大会が年に4~5回あるんですって。やうちさんはこうした大会でも準優勝だったり…上位に入ったりとかで…ご本人曰く「ウハウハ」だったようです。うらやまし~!(具体的には内緒ってことでした。)そしてなかなかお目にかかることのできない将棋を指してる最中の裏話ですがなんと食事もOK!だって8時間とか10時間とか将棋って長いんですよ。しかも疲れていても無理やり相手よりいっぱい食べて「やる気十分!」なんて作戦を立てる人もいるらしい。そして女性では香水をたっぷりつけて相手を混乱させるような…いや~セコイ!!!!!棋士の皆さんもいろいろやってるわけですよ。
矢内さん、楽しいお話をありがとうございました。

ロケーション:尾州鮨 西岡店(北海道札幌市豊平区西岡四条1-2 TEL 011-853-3456)
番組中に矢内さんが食べたケーキはこちらで購入可能
Z:cCot(ズコット)南円山本店(札幌市中央区南4条西22丁目 TEL 050-7532-7300)

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