1978年1月15日　東京出身。 大学卒業後、活弁士のオーデションに合格。2003年にはテレビ番組の映画紹介のコーナーに出演し、「和服に金髪の活弁士」として注目を集める。現在は活弁士としての活動のほかにバラエティー番組の司会やテレビアニメの声優など幅広く活躍中。

ゲストは活弁士の山崎バニラさんでございました。いや～、人に歴史ありです。活弁士として活躍されているバニラさんにあんな過去があったなんて…。今回はバニラさんの知られざる過去についてお話していただいたんですが、その1つ目が、実はバニラさん、学生時代に「DJライセンス」っていうラジオDJ のライセンスを取得していたんです。これは東京FMさんが監修しているライセンスで、ラジオDJを目指す学生さんたちの憧れの資格なんですって。バニラさんは全国で数人しか受からないという1級に合格！しかし…なぜか東京FMの入社試験に不合格…。

そしてラジオDJの道を断念したバニラさんは大学卒後に就いた職業がダンサー。バニラさんの知られざる過去の2つ目は今のバニラさんからは想像しがたいダンサーでございます。実は子どもの頃からピアノと絵画とダンスを習っていたということで、意外にも（？）ダンスはお得意なんだそうです。とくにテレビCM のダンサーをやることが多かったんですって。今回はその当時のちょっと寂しい体験を話してくれました。CMなど、撮影の時には本番前にリハーサルを何度も何度も入念にやるんです。でもその都度メインのタレントさんに踊ってもらっていてはタレントさんの体力が持ちません。そこでそのタレントさんと背格好が似ている代役を立ててリハーサルをすることがあるんです。バニラさんはまさにその代役をやることになったわけです。バニラさんのダンスにあわせてカメラが動いたり、音楽がかかったりと本番さながらのリハーサル。しかし、いざ本当の撮影となるとカメラ前には有名タレントさんが。そしてバニラさんは照明の当たらないスタジオの端へ。それが本当に寂しかったんですって。もっと自分を表現できる場が欲しい…って感じたんではないでしょうか、その後、バニラさんは自分の声を活かせるような仕事として活弁士にめぐり合ったのです。
そして3番目がこれまたあまり知られていないバニラさんの歌手時代。「牛ちゃんマンボ」って皆さん知っていますか？実はバニラさんがあの声で歌った曲なんです。ミリオンヒットの「およげ！たいやきくん」の作詞作曲を手がけた方が作ったという曲だったんですが…。BSE問題の時に牛肉を応援しようってことで企画されたようなんですが、結果的には応援するほどの認知度もないままに廃盤に。ご本人は「『おさかな天国』の2匹目のドジョウを狙ったのに…」なんておっしゃっていました。でもバニラさんはこうした色んな経験が今の活弁にも活かされているとおっしゃっていました。
　2週に渡って活弁の魅力を教えてくださったバニラさん。とても楽しいお話をありがとうございました。
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