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めぐみ横丁

2010年04月07日(水)

一枚のハガキからのメッセージ

みなさんのお宅に、お店からのハガキって届きますか?

いわゆる、ダイレクトメールと呼ばれるお知らせハガキ。

私の元には、メンバーズカードを作っている

ドラッグストアや洋服のショップ、化粧品メーカー、飲食店から、

割引セールや新作のお知らせなどが時折届きます。

月に10枚ほど送られてきて、

いつもはほとんど読まずにいるんですが、この日は違いました。

一枚のハガキに目が留まったんです。




手書き。

ポストからハガキを出してチラッと見ると、

ポップな字体に、ところどころ散りばめられているハートのイラスト。

一瞬「友達からハガキ・・・?」と思ったけれど、

一週間くらい前に初めて買い物をした洋服ショップからでした。

なぜその手紙が気になったかというと…

あて先が手書き。シールに印刷された文字ではありません。

さらに、ハガキいっぱいに、メッセージが書かれていました。

内容は「新作が入ってきました!」ということではありますが、

そこには、買い物に行ったことへの感謝に加え、

お店で「こんな服が好き」と話していた内容を覚えてくれていて、

それを踏まえた上で

「大野さんが好きそうな服が入ってきているので…」と書かれていました。

ダイレクトメールというと、同じメッセージを一斉配送という

イメージがありましたが、根底から覆されました。

とてもあたたかい気持ちになりました。

この一枚のハガキを見てオオノは思いました。

テレビでお話していることを

ご覧いただいているみなさんの気に留めてもらうためには、

誰(どういう世代?など)に話しているのかということを

きちんと意識すること、

そして、“共感”してもらえるような話や

例えの表現をチョイスすることがいかに大切かということを、

改めて感じさせてくれました。

もしかしたら、たまには初心にかえって仕事しなさい、

そんなメッセージが、どこからか届けられたのかもしれません。