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めぐみ横丁

2010年04月28日(水)

出会いのタイミング

ある邦画を、わずか一週間で三度見た。

『のだめカンタービレ後編』。

人気漫画を映画化した作品で、

ピアノ科に通う主人公とその周りの人達の成長を描く恋愛コメディだ。

邦画では「博士の愛した数式」「おくりびと」も複数回観たけれど、

3回、しかも映画館で見たのは、後にも先にもそうないと思う。

正直なところ、学生時代なら観ていないと思う。

邦楽を映画館で見ることはほとんどなかったから。

社会人になって間もない頃の“迷い”のない時期に観ても、

素敵な恋愛・コメディ映画と目に映っていたと思う。

主人公のような心の葛藤を味わったことがなかったから。

きっと、今観たから、理解できる言葉が多かったのだろう。

天真爛漫な主人公が将来について悩む状況が、

今の自分の気持ちとあまりにもシンクロしていたのだ。

ちゃんと向き合っているか

いつまで走ればいいのか

一言一言が心のド真ん中に突き刺さる。

3度目に観た時は、話の内容というよりは

ナレーションや演出などに意識して見ようとしていたのだが、

結局ほとんど客観的になれず、途中から話の中心に自分がいた。

不覚にも、感動して目が腫れるくらい泣いてしまい、

帰り際、隣に座っていた方に「大丈夫ですか…?」と声をかけられた。

…コレには気をつけよう。うん。

今、この映画と出会えて良かった。

この映画に感化されて一つの目標を立てたので、

達成できたらこちらのブログでご報告したい。