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めぐみ横丁

2010年10月28日(木)

しょうがのチューブ事件簿

また、髪を切った。 
髪を洗う時間がもったいない気がして
今年の初夏にショートヘアにしてからというものの、
月がかわるごとに、どんどん短くなっている。
この気持ち、きっと、
バッサリ髪を切ったことのある方なら共感していただけるだろう。

01.jpg

そんな私には、
常にバッグに入れて持ち歩いている"三種の神器"がある。

文庫本やペン、ノートが入っている「文房具セット」、
お財布と家の鍵が入った「貴重品袋」、
そして「しょうがのチューブ」だ。

最近、しょうがのチューブが手放せない。
めっきり寒くなってきたので風邪をひかないように!と思い、
体がポカポカして喉にも良さそうな気がして、
会社で、はちみつと一緒にお湯に入れて飲んでいるのだ。

飲み続けて一週間ほど経ったある日、
仕事帰りに外食していたときの出来事である。

大好きなトマトをまるごとオーブンで焼いたものを食べていると、
店員さんに、「これ、お客さまのですか?」と聞かれた。

次の瞬間、口からトマトが飛び出しそうになった。
全身黒の服できめている店員さんが手にしているのは、
何と、使いかけのしょうがのチューブではないか!

おっちょこちょいな私は、どうやらお店に入って席につき、
荷物かごにバッグを入れた時、床に落としたらしい。
注文を取ってくれた時はクールな表情をしていた店員さんが、
必死に笑いをこらえている。 
金曜日の夜に一人でご飯を食べに来た女性が、
なぜだかしょうがのチューブを持っていたのだから無理もない。

私は、平静を装いながら
「すみません、ありがとうございます・・・」とだけ言い、
そそくさとバッグにしまった。
お会計の際、あの店員さんがほほえんでいたのが脳裏から離れない。

穴があったら入りたいというのは、
こういう時のためにつくられた言葉であろうか。(いや違う)
あぁ、はずかしや、はずかしや・・・

これからは、しょうがのチューブは持ち歩かず、
会社に常備しておくことにしようと胸に誓った。
初めからこうしておけばよかった(^^;)