2010年11月29日(月)
トンネルの向こうへ
「すっごくきれい!今からメールで写真を送るから楽しみにしてて!」
昨夜。京都で紅葉を楽しんでいる会社の同期が電話越しにこう言った。
声はかなり興奮ぎみ、熱がこもってオクターブがあがっている。
そして、すぐに写真を送ってくれた。
ほぉぉぉぉ。きれい。
これは声がうわずるのもムリがない。
紅葉は、今がラストの時期だという。
写真でこれだけ迫力があるのなら、
実際はどれだけの美しさなのだろうか。想像するだけでワクワクした。
その京都が「晩秋」なら、札幌は「初冬」。
いや、本格的な冬の到来である。
朝、肌にピシャッと冷たい空気を感じて目が覚めた。
窓を開けると、太陽がぼんやりと鈍く光を放ち、雪が舞っている。
公園に生える葉を落とした木々も
自転車のタイヤも
みーんな、雪をまとっている。
さわってみると、パウダースノーでふんわりとしていた。
きのうまでの青空とはうってかわり、
急に違う街に来たような気分だ。
さぁ、長い長い冬のトンネル、その入り口にさしかかった。
はるか彼方のゴール目指して。