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リエゾン-こどものこころ診療所- #7【最終章】【再】

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めぐみ横丁

2010年11月30日(火)

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UFOのようにも
土星のようにも見える、ふしぎなオブジェ。
幅、およそ2メートル。
ツヤツヤと深く黒い輝きを放ち、
角度を変えると形態が変化し、光がゆらゆらと揺れてみえます。

このオブジェ、どんな素材でできていると思いますか?

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正解は、「漆」です。
そう、食器などに使われている、漆。

先日、ひょんなことから、
漆でオブジェや器を作っている
札幌出身の漆造形家・渡邊希さんと知り合いました。
そして、札幌で個展を開いているということでお邪魔してきました♪

上の写真の作品、中が空洞です。
発泡スチロールで型を作り、周りを麻で覆って、
その上から漆を固めていきます。
そして、中を丁寧にくり抜いて漆だけを残し、
最後に何度も磨いてつくりあげたものだそうです。 
この作り方、お寺の仏像と同じなんだとか。
仏像の場合は発泡スチロールではなく、粘土だそうですが。

作品を見ていて、
近未来的な雰囲気がありますが、同時に懐かしさも感じました。

「北海道で、月、空、地平線などを見て
 創作のテーマが思い浮かぶ」と話していた希さん。
これからも素敵な作品を生み出し続けていってくださいね。


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右が渡邊希さん

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漆のお箸をいただきました♪

個展はきのうで終わってしまいましたが、
今後もまた展示会を開く予定だということです。
ぜひ、多くの人に、知ってほしい・・・!
今後の活躍に注目です。(http://www.nozomiwatanabe.com/)