2014年11月26日(水)
青
週末。 東京。
紅葉まっただ中
高校放送部の仲間の、華燭の典。
かっしー、おめでとう!
純白のドレスをまとった友人は、
艶やかな黒髪をきゅっと結って、赤い口紅をひいて。
凛としたその姿には、出会った頃から変わらない、
真っ直ぐさ、誠実さがにじみでていて、
何だか感慨深いものがありました。
一緒に出席した放送部の同級生と
箸が転がるだけでもなぜかおかしくて仕方なかったあの頃、
私たちは部活動に全青春をささげ、濃密な日々を過ごしていました。
朝練に、放課後。 週末も夏休みも一緒に集まり、
朗読の練習をしたり、ラジオドラマをつくったりしました。
「めぐちゃん、青春って、何で"青い春"か、知ってる?」
「えー、分からない。なーに?」
「青い実が赤く色づくように、
"赤春"になる前の段階なんだよ。 たぶんね ♪」
放課後、練習場所だった理化学実験室の窓際で話していた"赤春"は、
もしかしたら、今、この瞬間、なのかもしれません。