2015年08月14日(金)
祈
去年、沖縄・糸満市にある
ひめゆり平和祈念資料館に行きました。
平和って、戦争って、何だろう。
この時ほど深く考えたことはなかったかもしれません。
沖縄戦では、看護部隊として従軍した女性たちが、
身も心も追い込まれ、自決する人が多かったといいます。
資料館には、彼女たちが身に着けていたものが
そのまま保管、展示されていて、当時の悲惨さを物語っています。
入口には、たくさんの千羽鶴が手向けられていました。
そして、ひめゆり学徒隊だった
"いのちの語り部たち"は、この祈念館で講話をし、
長年にわたってご自身や仲間たちの体験を伝えてきましたが、
全員、今年の3月で引退されたそうです。
生きられなかった命ももあります。
生まれるはずだった命もあります。
戦争を知らない私たちは、せめて、
きちんと生を全うしなければならないのだと思います。
戦後70年 静かに想いを寄せて