2018年10月05日(金)
演
9月某日。 HTB旧社屋の屋上。
スカッと晴れ渡った青空の下、
HTB開局50周年ドラマの撮影に携わる
監督陣や大勢のスタッフが集結しました。
ドラマ撮影の安全祈願祭
祈祷をして下さった豊平神社の宮司さんは
" 50年前のHTB開局時も地鎮祭でここにいました"
と、感慨深いご様子。
ずっと地元で見守り続けてくれた宮司さんに背中を押される形で、
無事、クランクインしたのでした。
2019年3月〜、HTBとNetflixで放送・配信される
HTB開局50周年ドラマ「チャンネルはそのまま」
物語の舞台となるテレビ局・HHTVでの出来事が、彩り豊かに描かれています。
芳根京子さん演じる新人報道記者・雪丸花子は、謎の "バカ枠"で採用され、
ドジでおっちょこちょいだけど一生懸命で
周りの人たちも何かと気になってしまう愛すべきキャラクターです。
札幌在住の漫画家・佐々木倫子さんの同名漫画が原作、HTBがモデルとなりました。
雪丸の奮闘や同期みんなの成長を通して
おもしろおかしくも、ホロリと涙が出るようなお話です。
総監督は、"踊る大捜査線" でおなじみ、本広克行さん。
現在、南平岸の旧社屋などで、撮影の真っ只中!!
先日、イチモニ!でもお伝えしましたが、
わたくしは、このドラマに
雪丸と同期の新人アナウンサーの "先輩役" として、ちょこっと出演いたします。
ガチで受けたオーディションでは
それはそれは、もう・・・緊張してしまって。 苦笑。
撮影本番に向けて全話の脚本を読み込み
笑ったり、涙が出たり、感情が揺さぶられる一方で、
絶対みんなの足を引っ張ったりしてはいけないと思うと
不安に苛まれてしまいました。
そんな中、ありがたいことに、
監督陣のお一人である山本透さんによるワークショップに
2日間参加させてもらったんです。
"セリフの前後をきちんと想像する"
"次に言う言葉を頭で考えていて顔に出てしまっている"
"ムダな動きがある"
"自然に。そのためには..." etc
ふむふむ。なるほど。奥深いぞ。
頂いたアドバイスを、取りこぼさずに、まるっと吸収するんだ。
リラックス、リラックス。肩の力を抜いて。何度も自分に言い聞かせます。
濃密で、刺激的で、楽しい時間は
あっという間に過ぎていきました。
そして、迎えた撮影当日。
士気の高い現場の中心には、柔和な表情をした本広総監督の姿も。
高まる緊張感。速くなる心臓の鼓動。
それでも、リハーサルを何度か行い
これまで教えてもらったことを反芻している時、
なぜだか急にリラックスしてきたんです。
同じシーンで対峙した女優の宮下かな子さん
撮影部や、録音部、演出部、美術部、
ヘアメイクさんやスタイリストさん、
そして、監督のみなさんや、プロデューサー。
他にもたっっっっくさんいる人たちの顔を見て、
俯瞰で今の状況を感じながら
ここでこうして呼吸できるのが幸せだな、と思い、
次第に体の細胞がゆるんでいき
心地よい状態で本番を迎えられました。
えもいわれぬ不思議な感覚だったように思います。
"はい、オーケー!"
監督の声が、耳の奥でぐわんぐわんとこだましました。
安堵というよりも、えっ、1発オーケー?!
と、驚きの方が大きかったですが・・・ ^ ^;
それにしても、本当に、俳優さんってすごい。目の当たりにしました。
テレビ局で働く人の繊細な心情も、面白さも、切なさも、
キャストのみなさんの佇まいを通してリアルに感じられると思います。
そして、細部までこだわったセットも、楽しみにしていてください。
多くの人の力が結集してつくられているこのドラマを
ぜひ、ぜひっ!ご覧いただきたいです ^^
イチモニ!では、今後も
ドラマの話題を随時お届けしていきますので
こちらも、乞うご期待!
私は、あと数日、撮影に参加させてもらいます。
また現場の様子をブログでお伝えしますね。