2020年04月20日(月)
今
突然のお別れと、なりましたね。
JR札沼線 (さっしょうせん) 北海道医療大学~新十津川間。
緊急事態宣言が出たことで、ラストランの予定日が
急きょ再び前倒しされ、先週17日(金)に。
去年の夏。鉄道好きの友人に誘われて、乗ってみたんです。
小雨がぱらつく中、早朝、人がまばらな札幌駅を出発。
新十津川駅に到着したら、わずか30分後の午前10時、
札幌方面への最終列車が出発します。(早いっ!)
だって、1日1往復、なんですもの。
新十津川駅に着いてから滞在時間があまりないので
まずは駅舎で写真をパシャリ。
周辺を少しばかり散策し、
空知管内で発行されている地方紙『プレス空知』を買い込んで
すぐに "日本一早い最終列車" に乗り込みました。
これが、最初で最後の出会いでした。
きっと、GWに別れの挨拶をしようとしていた方
直接「ありがとう」を言いたいのに伝えられなかった方
いらっしゃることと思います。
2020年4月17日 午前10時 ―
住民の視線を一身に集めながら
いつものレールを、いつもの速度で走りゆく、
2両編成の最終列車。
その様子をテレビで観ながら、心に刻みました。
"今、この瞬間を、大切に生きる"
"あとでやる、ではなく、今やる"
"伝えたい人に、伝えたいことを、今、伝える"
これが、たぶん
あの列車からの、ラストメッセージ。
85年間、お疲れさまでした。