2019年03月01日(金)
さよなら車内販売
22年間一度も黒字になりませんでした。
JR北海道 在来線の車内販売が、昨日終了しました。
長万部駅の名物駅弁も車内積み込み終了です。
知られざる名物、日本初の折り詰めそば。
一度としてうまく割れなかったウズラの卵。
カーブのでこぼれそうになるそばつゆをちょっとすすって。
口直しの一切れのミカンの缶詰は、最高のデザートでした。
ふたを開けた時に自分の席だけをつつむ幸せな香り。
駅弁の王者かにめしは、いつの日も香り高かった。
木製の折りの香りが、ホカホカご飯とあいまって食欲をそそりました。
そしてここにもミカンの缶詰。
道南に行く際、往復JRの時は、
駅弁積み込み列車を狙って指定席をとったものでした。
ホットコーヒーは熱いまま。
缶ビールは冷たい状態でプシュッとできる。
温冷、ベストな状態で楽しめるのが車内販売の魅力でした。
列車を降りずして、沿線の名産を、郷土の誇りを頂く特別感。
プラ容器にティーバッグを入れるお茶、キャップは確か黄緑でした。
アイスはひたすら硬かった。買うのが到着駅ギリギリすぎて
融かすのに必死になったこともあります。
全国的に縮小傾向にある車内販売。
北海道新幹線の車内販売も今月15日で終了に。
旅情がまた一つ消えゆきます。