ネコテンリサーチ　野菜の価格どう思う？

onちゃんアプリを使って、皆さんがお住まいの地域の季節感を調査しています。

皆さんの貴重なご意見は生放送の一度きりのOAだけではもったいないと思い、

ブログにまとめて記録を残しています。

OAでは尺の都合上、語り切れなかった内容も紹介したいと思います。

今週は久しぶりに一人でスタジオから伝えました。

今回のテーマは「野菜の価格どう思う？」

①いつもより高い

②いつも通り

③いつもより安い

の三択で募集しました！

 

夏の異常な猛暑の影響は農作物にどれほど出ているでしょうか。

今回の集計期間は9/16～9/20。

応募総数は2659件。

皆さんのご協力ありがとうございました！

 

皆さんの家計にも直結するテーマ。

気になる結果は、、、

①いつもより高いが圧倒的に多くなりました。

80~90％の方が野菜の値上がりを感じているようです。

特にほうれん草や白菜などの葉物野菜が高いというコメントが多く届きました。

 

「ほうれん草、大好きなんですが最近高くて買うのをためらっています」

と、野菜を買うのをためらってしまう人もいる一方で、

農家の方からは

「トマト農家です。最近は収量がグッと減っています。値段が高くなって、買い控えされないか心配です...」

といった不安の声も届きました。

 

②いつも通りは10~20％くらいで、道南や十勝地方で少し多い傾向でした。

札幌と比べると農家の直売所などが多く、お得に購入できるのかもしれません。

 

③いつもより安いは全体の1％未満となりました。

 

野菜価格の高騰はどうしてなのか。

札幌みらい中央青果株式会社の担当者によると、

夏の猛暑と局地的な豪雨によって、畑が高温多湿となり

野菜の生育不良と腐敗による廃棄が発生してしまったためとのことです。

 

データでも降り返ると今年の暑さは記録づくめでした。

6月、7月、8月と3ヵ月連続で北海道の平均気温は統計史上一番高くなりました。

また、札幌で36.3℃、函館で35.4℃など観測史上一番の暑さを更新した所も。

 

一方で、暑さは局地的な豪雨の原因にもなります。

美幌町では7/13に1時間に93㎜の猛烈な雨が降り、

一部で豪雨の被害も発生しました。

 

人間だけでなく、農作物にとっても辛い夏になりました。

野菜の高騰が続く中、少しでも節約するにはどうすればよいか。

 

ネコテンリサーチのコメントには

道の駅や農家の直売所でお得に購入している人も多かったです。

少しお出かけした際などに立ち寄ってみるといいかもしれません。

 

また、高温により玉ねぎとじゃがいもの収穫が早まり、

いまは比較的お手頃だということです。

 

今後の見通しとしては、

9月がピークでしばらくは高値が続くが、

10月になって涼しくなってくると落ち着いてくる可能性があるとのことでした。

 

もうしばらくの辛抱です。

農家さんに感謝して野菜をおいしくいただきたいですね。

 

気象予報士　金子竜也