特オシ「進化が止まらない!いまどきのポイ活」貯めるだけじゃなく運用も!徹底解説!
2025年 2月14日 16:42 掲載
特オシ テーマはポイ活です。
ポイ活について こんなデータがあります。
15歳から79歳までの男女1000人あまりを対象に行われた調査では、「積極的にポイ活をしている」「どちらかといえばしている」と答えた人が、8割を超えています。
若者から高齢者までポイ活が身近になっているんですね。
ポイ活の歴史フェーズ1は家電量販店などの個別のカード。
ヨドバシカメラやビックカメラですね。
フェーズ2はTポイントが登場したことをきっかけに、共通ポイントが貯められるように。
フェーズ3では、楽天ポイントが共通ポイント化し、ネットショッピングやネット予約でポイントが貯まるようになりました。
フェーズ4では、ドコモなどの通信キャリアが参入しました。
例えばdポイント。
そして今迎えているフェーズ5。
2018年にペイペイが登場し、キャッシュレス決済と同時にポイントを貯められる仕組みが浸透しました。
それに伴って、証券や保険、クレジットカードなどの金融サービスとポイントの結びつきが強くなっているのが、最近の特徴なんだそうです。
ポイ活の方法が多様化する中、今話題のポイ活とは何か、達人に聞きました。

年間1600万円分のポイントを貯め、ポイ活の帝王とも呼ばれる、しんぽいさん。
キーワードは…(めくり)「インフラポイ活」です。
街中にある電柱を撮影するしんぽいさん。
画面使っていたのは、去年リリースされた「ピクトレ」というアプリ。
電柱やマンホールを撮影するだけで、ポイントが貯まり、Amazonギフト券などに交換できるんです。
街中の電柱を管理するには、多くの人手や労力がかかります。
電力会社や通信会社は、ユーザーに電柱の写真を撮ってもらうことで、保守点検のコストをカットすることができ、その分をポイントとして還元する仕組みです。
しんぽいさんは、1時間ほどで2000円分のポイントを獲得したと言います。
しんぽいさん「ちょっとした手間になるんですけど、ちょっとした手間を楽しめるとポイ活って楽しいかと思うので、全ての生活にポイ活が潜んでいるって思っていただけると、より生活が楽しくなると思う」

このピクトレというアプリでは、1本の電柱につき5枚ほど写真を撮ることで、だいたい30円~50円分の報酬を得られるそうです。
のめり込んだ方は、1日100本もの電柱を撮影して、ひと月に10万円から20万円分ものポイントを稼いだ方もいるそうです。
北海道でも2025年度中に実証実験が検討されているということです。
しんぽいさんを知り、ポイ活の楽しさに目覚めたというポイ活マニアが札幌にもいます。

山中さんは、ポイ活2年目にして、月3万円分のポイントを貯めるということなんですが、一体どんな生活をしているのでしょうか?
札幌市内に住む4人家族の山中さん一家。
自営業で比較的時間の融通がきく淳一さんは、1日2時間、「ポイ活時間」を作るようにしています。
こちらは、毎日使うアプリの1つ、スマートニュース。
決められた数の記事を読むと、dポイントが貯まるものです。
山中淳一さん「1日5~6ポイント、10ポイントと貯まれば、それが1カ月だと150とか300とかになるので、これはもういいだろうということで」
毎日、アプリを50種類ほど使い、レシートの記録やくじ引きなどのタスクをコツコツとこなすことで、月に3万円分ものポイントを獲得していると言います。
妻・昭子さんのポイ活一方、妻の昭子さんはスマホでゲーム?実は、これも立派な「ポイ活」。
ゲーム内のタスクをクリアすると、Amazonギフト券をゲットすることができるんです。
昭子さん「細かくチェックするのが苦手なので、ゲームだけだったら続けられるかなと思ってやっています」

会社勤めの昭子さんは、通勤時間や昼休憩などの隙間時間を使い、ゲームだけで1カ月に1400円分のギフト券を獲得しました。
こうして手に入れたギフト券はというと…育児に欠かせないおむつの購入費用に。
ポイントには有効期限があるものが多いため、貯めっぱなしにせず、普段の買い物でこまめに使うようにしているそうです。
ポイ活には、一つ注意があります。
直接ゲームをダウンロードするのでは、ポイントは貯まりません。
「ポイントサイト」を経由する必要があるんです。
山中家が使っているアプリの一つが、モッピー。
モッピーからゲームをダウンロードすることで、ポイントが貯まるようになりますそして今、ポイントは「運用」する時代に変わってきたんです。

・貯めても貯まらない時代、物価高もあって運用が注目される・しんぽいさんは5年間で8万ポイント増やしたポイント運用とは普段の買い物などで得たポイントを投資に回すサービスのことです。
運営企業が、実際の投資商品の値動きに合わせてポイント数を増減させる仕組みです。
PayPay、楽天、Ponta、dポイント、このどれもがポイント運用サービスを提供しています。
実際、どのように運用するのか、しんぽいさんが使っているPayPayポイントを例に見てみます。
今は、運用の方法を9種類のコースから選べるようになっています。
ローリターンなスタンダードコースや、ハイリスク・ハイリターンのコースなどがあります。
しんぽいさんの場合、3つのコースにポイントを分散して入れて、5年間でおよそ8万ポイント増やしました。
ファイナンシャルプランナーの加藤桂子さんによりますと、ポイント運用は、証券会社などを通さずに運用ができるので資産運用初心者の方が、投資経験を積むのにおすすめなんだそうです。
また「ポイントが貯まるとお得な感じがしますが、無駄な買い物をしてしまうとかえって損になります。あくまで必要な買い物をするための『ポイントが貯まるお店』選びや『商品』選びは、良いと思いますが、無駄遣いにつながらないよう気を付けましょう」
ということです。
以上、特オシでした。