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札幌駅前で約半世紀…閉館したホテル「回転レストラン」の名物メニュー「スパセン」が北広島市で復活

醤油とみりん風味の、和風スパゲッティーに・・見た目もたのしい、和牛と道産豚のハンバーグ。
去年5月、多くの人に惜しまれつつ半世紀の歴史に幕を閉じた「センチュリーロイヤルホテル」。

■レストランmog金子厚料理長(64):
「1番先に思いついたメニューはやっぱり和風のスパゲティーセンチュリー風」.
名物=回転レストランの人気メニューが、先週、新たな地で、復活を遂げました。

■金子料理長(会見で):
「こういうメディア発表会ということで、昨日もちょっと寝られなくて、8時間しか寝られませんでした」
「…」
「あまりうけませんでした」

去年6月に開業した北広島市の「ホテル・ネバーエンドレオ」。
客室は7室のみ。部屋の窓やテラスからは、雄大な夕張山地を望むことができるほか。客室と同じフロアには、個室サウナも完備しています。

豪華な客室に負けない料理をー。

ホテル1階に入る「レストランmog(モグ)」は今月1日にリニューアルオープンを迎えました。
新たなメニュー作りをてがける料理長として白羽の矢が立ったのが金子さんです。
かつて一緒に働いていた料理人からの紹介を受け、働くことを決めました。

目指すのは、「何度も食べに来てもらえる料理」。地元からはもちろん札幌からも来てもらえるような「洋食屋さん」をイメージし、およそ1か月の短期間で、12品のランチメニューやコース料理を考案しました。
その中で、どうしても、こだわりたい一皿が。

■金子料理長:
「惜しまれながら、今でもお客さんが食べたいと言ってくれるメニューでありましたので」
醤油とみりん風味で仕上げられた、和風スパゲティー。金子さんが長年作り続けてきた思い入れのあるメニューでした。

■井口七海記者:
「あっさりしているが、卵と海苔が、まろやかさ、香りも足して、家庭的だけど高級感がある懐かしいと思う人もいると思います」

■センチュリーロイヤルホテル桶川昌幸総支配人(当時)「すべての営業を終了します、本当に長い間、ありがとうございました」

去年5月、入居するビルの賃貸借契約の終了に伴い閉館した札幌のセンチュリーロイヤルホテル。多くの人に見守られ、51年の歴史に幕を閉じました。開業当時から人気を集めていたのが、最上階の23階に入る、道内唯一の回転レストラン「ロンド」です。
19歳でこのホテルに入った金子さん。最後の9年間は総理長を務めるまで腕を磨き揚げました。

■金子料理長:
「42年働いて本当に辛い思いというか、やり遂げたという気持ちで終われたセンチュリー時代だった」

特に人気があったのが、長年「スパセン」の愛称で親しまれた「スパゲティーセンチュリー風」。
このスパセンを、ホテルの閉館後も食べてもらいたいと、去年2月にはレトルト食品にもなりました。
閉館から1年半。
ホテルの解体が進み、いまや回転レストランの姿を見ることはできませんが、長年親しまれてきた味は新たな舞台に、引き継がれていました。
オープン2日前、店には「スパセン」の復活を、心待ちにしていた懐かしい顔が。

センチュリーロイヤルホテルで、営業企画室・支配人を務めていた蝦名訓さんです。現在は、道内の宿泊サイトの運営会社に勤めていますが、今回、レストランのリニューアルオープンに向けて、ボランティアで「広報」の役割を引き受けました。

■センチュリーロイヤルホテル営業企画室蝦名訓元支配人:
「ホテル時代、大変お世話になった総料理長なので、何かお手伝いできることがないかなということで、今回関わらせていただきました」

共に歩んできた総料理長と支配人。センチュリーロイヤル時代は、食に関する様々な企画で切磋琢磨を繰り返してきました。

■金子料理長:
「(蝦名さんは)1から10までしっかりこなす方で、何キロ痩せたかかわからない、くらいでした」
「毎日夜寝られないくらいの感触、本当に懐かしいなという思いでいっぱいです。本当にれられなくて、8時間しか。」
■蝦名さん:
Qこのやりとりは何回目ですか?
「/8時間シリーズは、結構ありましたよね、ホテル時代も」
■金子料理長:
「そういう風に何回も使ってるみたいに言わないでくださいよ」
金子さんが繰り返す冗談を、笑って受ける蝦名さん。
かつて仕事の中、幾度もホテルで繰り返されてきた懐かしい光景です。

いよいよ、迎えたオープンの日。
初日からさっそく10人以上の予約が入り、厨房は準備に追われていました。
「緊張してきた緊張してきた」センチュリーの味が復活するとききつけた客で店内は、オープンしてほどなく満席状態に。
多くの人が注文するのは、もちろん、復活を待ち望んでいたスパセンです。
■北広島市民:「かなり何度も食べています。まさかここで出会えるとは思っていませんでした」10人で訪れたこちらのお客さん。
全員が、スパセンを注文しました。

こちらの男性は、かつて、金子さんの下でスパセンを作ってきました。

■金子さんの元同僚:
「変わってなくて、とてもおいしいです/お皿も含めて懐かしかったです」

■金子料理長:
「(スパセンを)何杯作ったかわからないくらい作っていました。戻ってきたお皿を見るときれいに食べてくれていたので、嬉しい気持ちでいっぱいです」

■ホテルネバーエンドレオ大村和彦オーナー:
「これだけ多くのお客様に来ていただいて、大変いいスタートが切れたと思います/金子さんの料理に恥じぬように、ホテル側もやっていきたいと思います」

51年間、札幌の街の移り変わりを見つめてきた「回転レストラン」。
愛されてきた伝統の味が、隣町の新たな舞台に、引き継がれました。

■金子料理長:
「このモグというレストランでお客さんがもぐもぐ食べていただければ、それだけでいっぱいです。頑張ります!きょうも8時間寝ましたから!カットしないでね」

※放送時点で「スパセン」はランチ限定のメニューとなっています。

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