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せたな町漁船遭難1人死亡 船体や救命胴衣見つかるも3人の捜索続く 専門家「かなり波に弱い構造」

北海道せたな町で乗組員4人が乗った漁船が遭難しました。

きょう(30日)、海保などが捜索を行っていたところ乗組員1人の遺体が発見されました。
いまも漁船に乗っていた3人の行方がわかっていません。

千葉雄太記者)
「遭難した船を探しに地元の漁船や海上保安庁の船が捜索活動を行っています」。

きのう(29日)午前7時半ごろ、せたな町の鵜泊漁港を出港した漁船「第二十八八重丸」は、ヒラメ漁のため4人の乗組員が乗っていました。きのう(29日)午後1時半ごろには乗組員の家族から「沖に見えていた船が雪で見えなくなり、夫に電話したが繋がらない」と通報があり、きょう(30日)も海保や地元の漁協関係者などによる懸命な捜索が続いています。

午前9時半ごろには海保の機動救難士が、漁港近くの海中を捜索していたところ、遭難したとみられる船体と船体の破片を発見しました。海保は今後、船体を引き揚げ「第二十八八重丸」か確認する方針です。

千葉雄太記者)
「午前9時過ぎです。中にいるのは発見された乗組員の方でしょうか。ブルーシートに覆われて警察や消防などによって運ばれていきます」。

午前8時ごろ、鵜泊漁港の周辺では乗組員澤谷大史さん(48)が発見されましたが、死亡が確認されました。この船には澤谷克宏さんと息子の宏一さん親子、死亡した大史さんの父で澤谷勝利さんの4人が乗っていました。

海保によりますと、これまでに漁港付近で澤谷克宏さんと勝利さんのそれぞれの名前が書かれている救命胴衣が見つかったということです。

檜山漁協組合長 工藤幸博さん

「兄弟でずっと一緒にやってきたから大ベテラン海を知り尽くしているからなんかトラブルあったのかなと1日も早く見つかってほしいです」。

海難事故に詳しい専門家は遭難した第二十八八重丸の船体は波の影響を受けやすい構造だと指摘します。

神戸大学大学院海事科学研究科 若林伸和教授)
「(船は)4・9トンとかなり小さな小型船舶ですね」。
「あさ漁港を出た時に比べてだいぶ風とか波が大きくなってると感じる。例えば転覆する可能性を考えると、この船は上に構造物がなくてかなり平たいので、横などから波が来たときにすぐに(海水が)入ってきてしまうので、普通の船よりはかなり波には弱いと考えておく必要がある」。

海保によりますと、きのう(29日)船名が書かれた木製の札などが見つかっていて、海保は漁船が転覆した可能性が高いとみて引き続き捜索を行っています。

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