150年以上の歴史持つ銘菓「五勝手屋羊羹」が挑んだ新ジャンル 日糧製パンとタッグで生まれた新商品開発秘話
2026年 2月10日 19:02 掲載
北海道の道南で150年以上愛される老舗のようかんが新たな形で登場です。北海道大手の製パンメーカーとタッグを組んで生まれた新商品。その誕生秘話に迫ります。
前田愛奈記者)
「いま次々とパンが流れてきています。コーティングされているのはチョコレートではなく老舗のようかんなんです」。
北海道江差町の老舗和菓子店、「五勝手屋本舗」の看板商品のようかんをまとった「五勝手屋羊羹豆パン」。先月(1月)から全道のスーパーで期間限定で販売されています。
製造するのは札幌に本社を置く「日糧製パン」の函館工場です。
前田愛奈記者)
「なんだか、なつかしい気持ちになりますね。ちょうどいい、ほどよい甘さとなっています」。
五勝手屋羊羹の原料は小豆ではなく、すっきりやさしい甘さが特徴の金時豆。パンの中にもぜいたくに金時豆を練り込みました。
日糧製パン 営業本部 近藤 潤一さん)
「地域を盛り上げる取り組みとして何か面白いことができないかという思いから、今回お声がけさせていただき、こういった商品に取り組ませていただきました」。
老舗にラブコールを送ったものの、商品開発は簡単ではありませんでした。
日糧製パン 函館工場 金森隆宏 製造次長)
「(ようかんを)一度溶かしてみたんですよね。そうすると結構粘りがあって。パンにかけづらい、生産しにくいといいますか」。
立ちはだかったのは、小豆にはない金時豆の粘り気。五勝手屋本舗の社長に試作品を食べてもらう日々が3カ月以上続きました。
日糧製パン 函館工場 金森隆宏 製造次長)
「全く違うねというというのもあったんですが何度も繰り返して」。
五勝手屋本舗 小笠原敏文社長)
(Q:この味は五勝手屋じゃないと言った?)
「そうですね。薄いとか、もう少し砂糖を煮詰めた味にしてほしいというのは言った記憶は少しあります」。
「五勝手屋羊羹の味、しますね」。
五勝手屋羊羹は、明治3年、1870年に誕生した道南を代表する銘菓。だからこそ新たなジャンルに挑戦する意味があると言います。
五勝手屋本舗 小笠原敏文社長)
「新しいことをやりながら、どうにか続いていかないとならないと思ってるんで。パンという媒体を通じて、今まで五勝手屋羊羹を知らなかった方にもようかんを知ってもらえる機会になっていただければなと思っております」。
老舗と菓子パンメーカーがタッグを組んで生まれた「五勝手屋羊羹豆パン」は、全道のスーパーで今月末まで販売されています。



























