オシプラ 冬の感染症徹底解説 なぜ?インフルエンザは冬に多いの?予防法と対策は?
2026年 2月13日 16:31 掲載
1. 趣旨と北海道内における感染症の現状
本番組のコーナー「オシプラ」では、暮らしの悩みや疑問に役立つ情報をプラスして伝えています 。今回のテーマは「冬の感染症徹底解説」です 。
2月13日現在、北海道内ではインフルエンザが再び増加傾向にあります 。北海道感染情報センターが発表した「インフルエンザマップ」によると、1医療機関あたりの患者数が10人以上の「注意報」や、30人以上の「警報」レベルに達している地域が道内各地で見られます 。今シーズンのインフルエンザは、例年より約1ヶ月早い11月にA型の変異株「サブクレードK」が猛威を振るい、一度は終息に向かいました 。しかし、1月末から2月にかけて再び患者数が増加に転じています 。
2. B型インフルエンザの流行と特徴
現在、増加の主軸となっているのは「B型」です 。札幌市が行っている「下水サーベイランス(下水中のウイルス量調査)」のデータからも、今年に入ってからB型ウイルスの検出量が増えていることが裏付けられています 。
とよひら公園内科クリニックの藤本晶子院長によると、北海道の流行は東京と比較して3週間から1ヶ月ほど遅れてやってくる傾向があります 。B型インフルエンザには、以下のような特徴があります。
流行時期: 冬から春先にかけて 。
主な症状: 突然の高熱が出る場合もあれば、微熱が長く続くケースもあります 。
全身症状: 強い倦怠感、関節痛、筋肉痛などが現れます 。
B型特有の傾向: 胃腸炎のような腹痛、下痢、嘔吐といった「お腹の症状」が出やすいのが特徴です 。
注意点: A型に感染した後にB型にもかかる「はしご感染」をする患者もいるため、受験シーズンなどは2回目のワクチン接種も検討に値します 。
3. 北海道における冬の感染リスク
北海道医療大学の塚本容子教授は、冬に感染症が広まる理由として、空気の乾燥や気温低下による免疫力の低下を挙げています 。特に北海道には、地理的・環境的な特有のリスクが存在します。
日照時間の短さ: 冬の北海道の日照時間は東京の約3分の1しかなく、日光浴によって体内で合成される「ビタミンD」が不足しがちになります 。
紫外線の減少: 紫外線には空気中のウイルスを殺菌する効果がありますが、高緯度の北海道ではその恩恵を受けにくいという研究結果もあります 。
疲労の影響: 北海道特有の「大雪による除雪疲れ」も、免疫力を低下させる要因となります 。
4. 免疫力を高める「自己メンテナンス」の実践
手洗い・うがいといった基本的な対策に加え、日々の「自己メンテナンス」が重要です 。
入浴: 体を温めることで血流を改善します 。
適度な運動: ラジオ体操など、室内でできる軽い運動が推奨されます 。
水分補給: 脱水を防ぐために必要ですが、コーヒーの飲みすぎは利尿作用により逆効果になるため注意が必要です 。
質の高い睡眠: 寝る30分前にはスマートフォンの画面を見ないようにします 。これは睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を妨げないためです 。
5. ビタミンDを補う食事
免疫調整に不可欠なビタミンDを食事から積極的に摂取することが推奨されています 。
魚類: ニシン、イワシ、ホッケ、あん肝、イクラなど 。
キノコ類: キクラゲ、干しシイタケ(特に天日干ししたもの)などキノコ全般 。
6. その他の警戒すべき感染症
インフルエンザ以外にも、以下の感染症への警戒が必要です。
新型コロナウイルス: 寒すぎる環境は若干苦手な傾向にありますが、暖かくなると再び活発化する恐れがあります 。
溶連菌: 喉に激しい痛みが出る細菌感染症です 。細菌であるため、アルコール除菌が有効な対策となります 。
その他: ノロウイルスやRSウイルスも依然として注意が必要です 。
7. まとめ
冬の北海道は、環境的に感染症のリスクが高い状況にあります。日々の基本的な予防策に加え、睡眠や食事による「自己メンテナンス」を意識することが大切です 。



























