腐食の兆候指摘も「緊急性高くない」と判断 札幌手稲区住宅爆発火災、ガス管の穴確認と北ガスG会見の詳細
2026年 2月17日 16:21 掲載
今月9日に、札幌市手稲区の住宅街で起きた、5人が死傷した大規模な爆発火災を巡り、火災があった住宅にガスを供給していた北ガスジェネックス、そして北ガスによる会見の様子です。生中継で現在の様子をお届けしています。
北ガスジェネックス 梅村卓司社長)
「対応につきまして、ご説明をさせていただきます。
1点目として、お客様の安全確保を第一に考え、北ガスジェネックスの同様のガス管種が採用されているコミュニティガス団地において、緊急安全点検を実施することといたしました。対象件数は約8,500件。期間は3週間程度を予定しております。
2点目といたしまして、札幌市手稲区西宮の沢における事故調査対策委員会の設置でございます。二度とこのような事態を起こさぬよう、北ガスグループ全体で徹底的に原因を究明し、恒久的な再発防止策の検討を進めてまいります。
最後に、被害に遭われた方への支援についてです。建物損壊などにより帰宅困難となっている皆様に対し、宿泊施設の手配や、生活物資の提供などの支援を継続しております。今後も被害に遭われた方々に寄り添い、一日も早く通常の生活にお戻りいただけるよう、供給事業者として誠心誠意対応してまいります。
当社は引き続き、警察・消防の調査に全面的に協力してまいります。私からは以上でございます」。
室岡里美アナウンサー)
「イチオシ!!」です。まずは会見の内容を皆さんにお聞きいただきました。ではここからは、実際にこの手稲で起きた爆発の現場のおさらいからしていきたいと思います。
森唯菜アナウンサー)
はい。現場は「集中プロパンガス」という方式でガスが供給されていました。このボンベ庫からおよそ200世帯にガスが供給されています。これは全国的に一般に採用されている方法だということです。
現場周辺のガス管は、1982年に敷かれたものです。ただ、住宅敷地内の配管はそれぞれの家庭の所有になりますので、この現場では1986年に設置されたものです。
ガスを供給する北ガスジェネックスによりますと、この周辺で使われているポリエチレン管は、耐用年数はなく、基本的には交換不要ということです。また、住宅側の配管は2022年に行われた4年に1度の点検で「異常はない」と判断していましたが、今会見で、点検員は腐食の兆候があると判断していましたが、その後、穴を塞ぐ提案をしたということです。
室岡里美アナウンサー)
(点検員が)テープを巻く提案をしたというところだったんですけれども、その必要はないと判断して、テープを巻くという対応をしなかったというのが、会見の冒頭で話されていた内容でした。
それじゃあ、点検も「問題なし」と捉えたということ…?
室岡里美アナウンサー)
そういうことですね。この時点では「問題なし」というふうに判断しましたが、実際にこれを点検した点検員の方は、穴(腐食)の兆候があるということだったので、そのテープを巻く必要があるのではないかという提案はしたけれども、実際のところその提案は飲まれず、テープを巻くなどの対応を何もしない状態で現在に至ったという形になっています。
室岡里美アナウンサー)
そして、今も会見続いていますが、先ほど北ガスの川村社長が爆発火災の被害者に対して陳謝しました。また、ガス管に穴が確認されたことも明かされました。
北海道ガス 川村智郷社長)
「札幌市手稲区西宮の沢団地で発生いたしました爆発事故により、尊い命を落とされた方のご冥福をお祈り申し上げます。また、ご遺族の皆様、負傷された皆様、近隣住民の皆様、ならびにご関係の皆様に、多大なる苦痛とご不便をおかけしておりますことを、心より深くお詫び申し上げます」。
北ガスジェネックス 梅村卓司社長)
「 現地調査の結果、当該住宅の敷地内のガス管に、腐食により生じたとみられる穴が確認されました。このガス管につきましては、2022年9月に実施した法定点検では、ガス漏れがないことから『異常なし』と報告されておりました。
一方、当時点検を担当した委託先の点検員が腐食の兆候を確認し、この点検員からテープを巻く提案があったことを、事故後の調査で確認いたしました。その際、当社としては緊急性が高くないと判断し、テープを巻く対応をとっておりませんでした。
こうした一連の判断や対応が、今回の事故とどのような関係にあるかについては、警察・消防の調査結果を待ちたいと考えており、調査に全面的に協力してまいります」。



























