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釧路メガソーラー問題に新事実 無許可で使用していた国有地に絶滅危惧種「キタサンショウウオ」が生息

釧路市内でメガソーラー建設のため国有地が許可なく使用されていた場所に、絶滅危惧種のキタサンショウウオが生息していたことが分かりました。

「氷河期の生き残り」とも呼ばれるキタサンショウウオ。釧路湿原周辺に生息している絶滅危惧種です。

照井滋晴さん)
「いま何もなくなってしまったんですけど、元々は横にある湿原と同じような形でヤチボウズだったりヨシだったり、湿原の植生が広がっていた」。

釧路市でキタサンショウウオの研究をしている照井滋晴さん。2022年にこの場所でキタサンショウウオの卵があるのを確認していました。

照井滋晴さん)
「脇に寄せられているところに水路がありました。そこがキタサンショウウオの産卵の水域にもなっていた場所で、その水域の中によけられた土が流入している状態になってます」。

釧路市新野でおよそ4・5ヘクタールの土地でメガソーラーの建設を計画しているのは大阪の日本エコロジーです。この建設をめぐっては工事のための通行路として国有地を無許可で使用していたことが明らかになっています。釧路市教育委員会はキタサンショウウオの生息地を保護するため市の文化財保護条例に基づき許可を得るよう指導していましたが、日本エコロジーは去年12月、工事を始めました。

照井滋晴さん)
「ここに関してはすでにいるということが過去の調査で確かめられていたので、そういった場所が何の許可申請もなくいきなり開発されてしまったというのは非常に残念な気持ちです」。

釧路市 木村隼人議員)
「私が専門家に確認をして示していただいた約170個体が犠牲になった可能性という推定について、市としての受け止めと見解をお聞かせください。そして、この事案をどのように認識しどのような対応をとるのか」。

きょう(10日)行われた釧路市議会の一般質問。キタサンショウウオの生息が脅かされている事態に市の担当者は。

市の担当者)
「個体への影響に関する受け止めにつきましては、博物館への事前相談や条例の定める許可を得ることなく、釧路市指定の天然記念物・キタサンショウウオにそのような行為が行われたのであれば極めて遺憾でございます」。

日本エコロジーは他にも市内6カ所で希少生物の調査について市との協議が終わらないまま工事を始めています。日本エコロジーはこれまで市の指導に対し、「調査は実施済みで許可申請の手続きは不要」と回答しています。

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