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東日本大震災から15年 津波で全てを失った理容師 15年を経て高台に再建、常連客と共に歩む岩手・田野畑村

震災発生後、津波の被害を受けた岩手県田野畑村で、HTBの取材班が出会ったある男性がいます。あまりにも多くを奪われたあの日から15年。男性は地元で力強く、歩みを進めていました。

岩手県田野畑村島越に住む鈴木秀樹さん、76歳。50年以上、地元で理容師をしています。
HTBが鈴木さんと初めて出会ったのは今から15年前でした。

金子陽記者)
「田野畑村です。あちらには三陸鉄道の高架橋がありましたが津波で完全に流されてしまいました」。

地元の姿は大きく変わりました。田野畑村では17人が死亡し、15人が行方不明となっています。震災後初めて自分たちの集落に入り、家族とがれきに埋もれたアルバムなどを必死に探していたときでした。

鈴木秀樹さん(当時61歳)
「おねえちゃんたちのだ!おねえのだ!」。
「土地を購入して1年。水洗トイレにして半年ですよ。それがこれですよ。誰が悪いんですか、本当に」。

震災前まで駅のそばで理容室を20年以上営んでいた鈴木さん。大切にしていたハサミなど、道具はすべて津波で失いました。

鈴木秀樹さん)
「Qアルバム見つけた後も一生懸命探していたのは希望があると思ったたから?」。
「そうそうそう。それこそ、ハサミ一丁でも見つかればなと思っていました。使い物にはならないと思いますけどね」。
「本当になんて言ったらいいのかな。津波ってすごいことを恨んだってしょうがないですからね悔しいですがね」。

震災から1年後、鈴木さんは新たな道具を買って、仮設住宅で営業を再開。8年前からは、元の場所から10分ほど離れた高台に店を構えました。
常連客からの励ましの言葉が鈴木さんの生きる力にもなっています。

鈴木秀樹さん)
「年取った方でもお前じゃないとダメだという人もいますし、出張してきてくれる人もいますし、そういう方を大事にしないと。そう思ってやっています」。

東日本大震災から15年。
鈴木さんは今もこの地で歩みを進めています。

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