"最後"の卒業式「閉校する1年で思いは残せたから悔いはない」途別小124年の歴史に幕 十勝の水田発祥の地
2026年 3月24日 15:53 掲載
きのう(23日)十勝の幕別町にある小学校で行われた卒業式。
稲作体験など十勝ならではの授業が特色の小学校でしたが、今月で124年の歴史に幕が下ろされます。
「たくさんの思い出と感謝の気持ちを胸に、私たちはきょう卒業します」
幕別町立途別小学校できのう行われた「最後」の卒業式。
124年の歴史ある学び舎から5人が卒業を迎えました。
卒業生
「小学校の1番の思い出は稲作です。地域のみなさんとか親とか在校生のみんなと作業したのがすごくいい思い出です」「もう寂しい感じ。でも、閉校する1年で思いは残せたから悔いはないです」
途別小学校は1902年、前身となる途別簡易教育所として開校。
1982年に現在の校舎が完成しました。
児童
「まっすぐ植えられた」「豊作になればいいな」
十勝の水田発祥の地として知られる途別地区。
校内に水田があり、毎年夏には全校生徒で地元の農家に教わりながら、もち米の苗を植えます。
自分たちで収穫したもち米は地域の方といっしょに餅つきをして食べるのが毎年の恒例行事でした。
こうした十勝ならではの特色ある体験型授業が行われていることから、町は2004年に「小規模特認校」に指定。
途別小のカリキュラムを受けたい子どもたちが学区外からでも入学できるようになりました。
幕別町 飯田晴義町長
「田植えをして稲刈りをして餅つきをして、そういう活動を通じて子どもたちが1つ1つ食の大切さを学んだことがこの学校の大きな特色だと思う」
しかし、少子化に伴い児童の数は年々減少。
1950年代のピーク時には200人を超える児童が通っていましたが、コロナ禍も相まって現在の児童数は12人に。
去年、町内の小学校に統合されることが決まりました。
途別小学校 佐竹宏子校長
「机の上の勉強だけでは身につかない力をたくさんつけて卒業していったと思うので、田んぼや畑はなくなりますけど、この気持ちは忘れずに成長していってほしい」
「とべっ子」の愛称で親しまれてきた子どもたち。
歴史ある学び舎での経験を糧に次のステップを踏み出します。
「途別小学校ありがとうございました」



























