now onair

NEXT

北海道新幹線10周年 道の駅は賑わいも1日あたり駅利用"31人"の現実 札幌延伸に向けた木古内町の試行錯誤

あす(26日)で北海道新幹線は開業10周年を迎えます。新幹線は町に何をもたらしたのか。新幹線が停まる道南の木古内町を取材しました。

・10年前の出発式
「木古内駅から北海道新幹線・はやぶさ10号が出発しました」

待ち焦がれた北海道新幹線の開業。停車駅ができた木古内町は大いに沸きました。

町民)
「最高ですね 待ちに待った新幹線」。
町民)
「観光客の方が増えて、町が活性化すれば」。

あれから10年ー。
江戸時代から続く伝統行事「寒中みそぎ」で知られる人口およそ3400人のマチはどう変わったのでしょうか。

前田愛奈記者)
「北海道新幹線の開業とともにオープンした道の駅です。きょうは平日なんですが、多くの人でにぎわっています」。

JR木古内駅前にある道の駅「みそぎの郷 きこない」。町は観光拠点にするべく新幹線の開業に合わせてオープンさせました。中でも名物となっているのが塩パンです。新幹線で埼玉県から買いに来た人も。

埼玉県から新幹線で)
「今回の目的地は函館だが、途中で寄りました」。
「すごいおいしかったです。気になって全種類買っちゃって」。

新幹線に乗る前にも。

新幹線で仙台へ)
「1番塩パンが好き。買っても買っても食べられるので…」。
「おいしい」。

1口サイズの大きさが特徴の塩パンは休日には1日3000個が売れると言います。

コッぺん道土 近藤舞子 社長)
「木古内に来たことない方がほとんどだったと思うが、新幹線ができたことによって、道の駅ができたことによって、たくさんの方に木古内を知っていただけるきっかけになったんじゃないかなと。ゴールデンウィークやお盆など、人の流れが変わったと思います」。

木古内町を訪れた観光客は、この10年でおよそ6万2000人から72万5000人と10倍以上に増えました。一方で、訪れる人には特徴があります。

北斗市から)
「(隣町の)北斗市からです。ドライブとかでも来れるのでいいと思います。新幹線はあんまり乗らない」。

函館市から)
「天気が良かったのでドライブがてら行ってみようかと。まだ新幹線は使ったことがないので」。

木古内町を訪れる人のほとんどが道内から車を利用しているのです。
実際に昨年度の北海道新幹線の利用者数は1日あたり4700人だったのに対し、木古内駅を利用した人は1日あたり「31人」と1パーセント以下にとどまっています。札幌延伸を見据えいかに木古内駅で降りてもらうのかが課題です。

木古内町 鈴木慎也町長)
「開通をしなかった町と開通をした町を想像した時に、どう考えても開通した町の方が発展していると、これは間違いのないことだと思ってます」。

鈴木町長は木古内駅を通過点にしないためのカギは地域のつながりだとしています。木古内駅と江差町などを結んでいた路線はなくなり、現在、桧山地方には木古内駅で降りて車で向かうしかありません。木古内駅は他の地域へ向かう玄関口でもあるのです。

「木古内が発展すればいいのではなくて、松前町や江差町など他の道南の自治体が元気になることが道南の観光客、交流人口の増加につながる。札幌延伸までの間に、新幹線の能力を最大限に発揮するっていうことは、木古内から先の高規格道路もできれば同時進行で整備していかなければならないんじゃないか。」

新幹線が地域をつなぐ架け橋となるのか。札幌延伸に向け新幹線を利用して立ち寄ってもらえる、町づくりを目指し、試行錯誤は続きます。

合わせて読みたい

HokkaidoNEWS24
あしたを、選ぶ。衆院選2026
イチオシ!動画ポスト
HTB天気予報士
奇跡の子
テレメンタリー2024 知床沖観光船事故 2年後の影響 全国アンケート調査
NEWS onチャンネル
HTB NEWS LINE公式アカウント
みんなで防災!HTBポータルサイト

その他のニュース

一覧の続きを表示
htb