千歳・鳥インフルで卵の供給・価格に再び影響か 高止まりの卵価に追い打ち、再び「エッグショック」の懸念
2026年 3月25日 18:32 掲載
北海道千歳市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、およそ46万羽の殺処分が始まりました。卵の供給や価格に影響はあるのでしょうか。
千歳市の養鶏場で新たに判明した、高病原性鳥インフルエンザの感染。
坂元優太カメラマン)
「白い防護服を着た作業員が続々とバスから降りてきます。これから殺処分が始まります」。
道は、この養鶏場で飼育されている採卵用のニワトリおよそ46万羽の殺処分を始めました。およそ46万羽は、道内の採卵用のニワトリのおよそ8パーセントにあたります。
この養鶏場では、2023年にも高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、およそ53万羽が殺処分されました。古い鶏舎を解体するなど、対策は取っていたと言います。
北海道大学 獣医学研究院 ウイルス学 迫田義博教授)
「鳥インフルエンザも対策によっては軽減はできる。ただし、それ以上に渡り鳥たちがウイルスを国を越えて運んでくる。できるだけの対策をして1件でも2件でも発生を減らすという、その努力を続けるしかないのかなとは思いますね」。
道内での感染確認は、今シーズン5例目。2022年秋から2023年春のシーズンと並び、過去最多です。今後、卵の供給や価格に影響はあるのでしょうか。
香山芽郁記者)
「こちらの店舗でまだ卵を購入できますが、今週中に入荷が止まる可能性があるということです」。
札幌市豊平区のスーパーでは、毎日120パック仕入れていた道内産が、あさって(27日)からはゼロになりますが、来週以降は、兵庫県産の入荷を増やし、在庫を確保できる見通しだと言います。そこで懸念されるのが、価格です。
札幌市内の卵1パックの平均小売価格を見ると、今回と同様に、5例の感染が確認され、エッグショックとなった2023年は、6月から半年間、300円台の高値が続きました。去年はほぼ200円台で推移しましたが、今月は321円と価格は高止まっています。
買い物客)
「日々困りますよね。なにかと毎朝卵使うし」、「食費が高くなっているし、影響は結構あると思う」。
すでに高値の卵ですが、今回の高病原性鳥インフルエンザが追い打ちをかける可能性があります。
キテネ食品館 中塚誠社長)
「1割以上は上がってくるかなとは思うんで、30円から50円ぐらいは上がってもおかしくないかなという風になりますし」。
道は、さらなるまん延を防ぐため、この養鶏場から半径10キロ以内にある10の養鶏場に対し、区域外へのニワトリや卵の持ち出しを禁止するなど、制限をかけました。
北海道 鈴木知事)
「今回の防疫措置によって鶏卵供給への影響を一部に留めることができると考えています。そのためにも速やかな防疫措置を徹底していかなかければなりません」。
殺処分は今月31日、埋却や消毒などの措置は、来月4日に完了する見通しです。



























