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海明け毛ガニに異変?オホーツク海「史上最小流氷」が招く温暖化の悪循環と漁業への影響、最新調査で探る

観測史上最小を更新し続けている流氷の面積。生活に直接影響する流氷を調べることが温暖化対策につながると専門家は強調します。そのワケとは?

オホーツクの興部町。沙留漁港に水揚げされたのは名物「海明け毛ガニ」です。流氷の下の豊富なプランクトンで育まれる生き物をエサに栄養を蓄えた毛ガニ。この時期のオホーツクの特産品ですがある異変が訪れています。

毛ガニ漁師加賀谷豪哲さん)
「資源量としては年々減っていて、流氷の量が減ってきたのとカニの量が減ってきたのは少しは関係しているのでは」。

地元の漁師も指摘する流氷の減少。その理由を探るため調査を行った新型巡視船「そうや」。

特別な機器を使って海流の向きや強さをはじめ海水温・塩分濃度に至るまであらゆるデータの収集を行います。この情報をもとに研究者などが考えるのが流氷の未来です。

気象庁によりますと今シーズンのオホーツク海の流氷は、平年を大きく下回る面積に。本来ピークを迎える3月はじめごろまでは広がり続けていた氷が、今年は2月末以降、観測史上最小面積を更新し続けています。

史上最小となっている流氷。その原因について、専門家は。

北大低温科学研究所 豊田威信助教)
「寒極であるはずのシベリアの気温が上がっていますので、それだけ寒気の強さが弱くなって氷を冷やす、海を冷やす能力が、低下していると、いうことが、1つあります」。

流氷が発生しやすい場所であるオホーツク海北部の気温は2000年以降、上昇傾向に。氷がない状態では海水温は下がりません。氷はできにくくなり、温暖化が進む悪循環を招きます。

流氷調査の航海を続ける巡視船そうや。豊田助教はその意義を強調します。

北大低温科学研究所 豊田威信助教)
「塩分とか水温の情報というのは、それは非常に重要な情報ですね。まず、温暖化が進んでいるかどうかという1つの情報になりますよね。海流がどのように毎年毎年変わっているかということをモニタリングするという意味で、非常に重要な海域なんです」。

巡視船そうやが行った調査の結果は、来月以降に発表される見通しです。

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