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恵庭市の牧場での横領訴訟 損害賠償を求めた訴訟で市側との和解協議が決裂 「責任」「謝罪」の文言を拒否

恵庭市の牧場で、知的障害のある3人が障害年金を横領されたなどとして牧場と市に損害賠償を求めている裁判。市側と和解の協議に入ったものの、決裂していたことが新たに分かりました。

中度の知的障害がある佐藤さん(仮名)。週に5日、石狩管内にある障害者向けの就労支援施設で働いています。

佐藤さん
(Q牧場にいる時とどっちがいいですか?)
「こっちの方が楽」「こういう仕事があるから」

恵庭市にある遠藤牧場。かつて、佐藤さんを含む知的障害のある3人が長年住み込みで働いていました。毎日休みなく働いても給料はなし。牧場の一角にあるプレハブ小屋が佐藤さんの住まいでした。

2023年、佐藤さんら3人は、遠藤牧場で劣悪な環境に住み込みで働かされ障害年金5000万円以上を横領されたなどとして、裁判を起こしました。
また、第三者から市側に相談があったにも関わらず虐待を隠ぺいしたとして、合わせておよそ9400万円の損害賠償を求めています。

佐藤さん
「(牧場で)一番つらかったのは、自由が何もなかった」
「恵庭市にはちゃんと正直に言ってほしいです」

これまでの裁判で市側は、遠藤牧場による3人への虐待の認識はなく、隠蔽はしていないとし、互いの主張は平行線をたどりました。しかし、裁判が始まってからおよそ2年半、新たな動きがありました。

佐藤さん
「最初聞いたとき、市役所が反省しているのかなと思った」

市役所関係者によりますと、去年9月、裁判所から市側との和解について提案があり、先月まで協議が続いていたことが新たに分かりました。
また市側からは、和解金の支払いについても提案があったということです。
原告弁護団・中島哲弁護士
「(原告が)一定の金額をもらって、それで(原告が)今後新たな生活をしていくことも一つ選択肢としてあるかなと思ったんですけども」
「きちんと(市が)責任を認めて。そうでないと次に繋がらないですから。隠蔽を繰り返すようなことになってはならない」

和解の協議は半年ほど続きました。
先月、原告側が和解案に「責任」と「謝罪」の言葉を入れるように求めましたが、市側が拒んだため、協議は決裂しました。

なぜ拒んだのでしょうか。
HTBは市に質問状を送りましたが「後日コメントする予定」としています。

佐藤さんは、「他の障害者のためにも」と今後も裁判を続けていくとしています。
佐藤さん
「うちらに(和解金を)払うよりも、他の身体障害者のことを見てほしいかな」
「もうそれ以上は隠さないでほしい。謝罪してほしいね」

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