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知床沖観光船沈没事故 運航会社社長の刑事裁判 乗客家族が被告に対する心情述べる まもなく求刑へ

知床沖の観光船沈没事故の運航会社社長、桂田精一被告の刑事裁判で、求刑を前に乗客家族らが被告に対する心情を述べました。

高橋海斗記者
「桂田被告を乗せた車が釧路地裁へと到着しました」

起訴状などによりますと、運航会社の社長、桂田精一被告は2022年4月、悪天候が予想される中、運航管理者などでありながら運航の中止を指示せず観光船「KAZU1」を沈没させ、乗客乗員26人を死亡させた業務上過失致死の罪に問われています。
この裁判の最大の争点は桂田被告が「事故を予見できたかどうか」です。

きょう(16日)の裁判では、乗客家族の意見陳述が行われ、息子を亡くした男性は、被告による運航判断の異常さを訴えました。

息子を亡くした男性
「この裁判の争点は事故を予見できたかどうかとされているが、予見しなければならない義務を怠ったことこそが問題だと思う」

また息子が行方不明の男性は桂田被告に対し、

息子が行方不明の男性
「お骨の一欠片になっても私たちのもとに息子が戻ってくることができないことを考えたら、悔しくて、つらすぎて、悲しすぎて、怒りで胸が詰まって張り裂けるほど苦しい思いをしています」

弁護側は「事故原因はハッチの不具合であり、航行は船長の判断」などとして無罪を主張していて、現在法廷では、検察側による論告が行われています。

息子が行方不明の男性
「犠牲者がどんな人生を歩いてきたか、今から先どんな人生を歩いていくことができたかということを精一杯、裁判官の方にわかっていただいて、そして厳正のある判断で判決を出していただきたい」

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