知床沖沈没事故 桂田被告の刑事裁判結審「決して忘れない」と最終陳述 禁錮5年求刑に弁護側は無罪主張
2026年 4月17日 15:53 掲載
知床沖で発生した観光船沈没事故の運航会社社長、桂田精一被告の刑事裁判が先ほど結審し、最終陳述で桂田被告は「この事故を決して忘れない」と述べました。
高橋海斗記者)
「桂田被告を乗せた車が釧路地裁へと入っていきます」。
起訴状などによりますと運航会社社長、桂田精一被告は悪天候が予想される中運航管理者などでありながら運航の中止を指示せず観光船「KAZUI」を沈没させ、乗客乗員26人を死亡させた業務上過失致死の罪に問われています。
沈没に至る過程について国の運輸安全委員会は最終報告書で、船前方のハッチのふたがしっかりと閉まらず海水が入り込んだことが原因と指摘しています。
検察側はきのう(16日)の論告で当日の気象予報から事故が起きることは予見可能で、ハッチの具合に関らず出航中止を指示しなかったことが事故原因であるなどとして禁錮5年を求刑しました。
きょう(17日)の最終弁論で弁護側は、当日の天候でもハッチの不具合がなければ事故が起きることはなく、この不具合は国の検査でも見過ごされたため桂田被告は事故を予見することができなかったなどとして無罪を主張しました。
その後の最終陳述で桂田被告は「事故以降、改めて人の命の重さと自らの判断の持つ意味をさらに深く考えることとなりました。この事故を決して忘れず、今後の人生の中で向き合い続けていきたい」などと述べました。
判決は6月17日に言い渡されます。




























