2015年01月08日（木）
優
イチオシ！モーニングのニュースでもお伝えしましたが、
昨日からの悪天候の影響で、新千歳空港では1500人が寝泊まりし、
今日も、寒い中、大変な思いをされている方も多いと思います。
もう何年も前の冬 ―
まだ雪の怖さを知らなかった、入社1年目のあの頃。
この日も猛吹雪で、今回のように、
私も新千歳空港のロビーで一夜を過ごしました。
毛布は1人1枚お借りできるんですが、それでも寒いし、心細い。
ベッドがわりの床はひんやりしていて眠れる気配はないけれど、
ええいっ、とりあえずくるまって横になろう。
きっと、これも大事な経験になる・・・ はず。
と、その折、隣に居合わせた
沖縄から北海道に旅行に来たという2人のご年配の女性が、
ひそひそ声で話しかけてくれました。
「お姉さんお1人なの？寒いでしょ？」
そして、温かいお茶を私の分も買ってきてくれたり、
わずかな時間、お2人の旅行計画を聞いたりしました。
大変な状況の時だったからこそ、なおのこと心に沁みた、人の優しさ。
本来は、札幌に住む私が何かをすべきところなのに、
当時の私には、そんなゆとりはお恥ずかしながらありませんでした。
同時に『冬の北海道は何があるか分からないから』と、
かなり余裕のあるスケジュールにしておいて良かったと、改めて感じました。
今日も全道的に、お天気は荒れ模様とのこと。
これから外出されるみなさん。
早めの行動、心がけるようにして下さいね。
北国の冬に同居する、畏怖と美しさ。
