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ハナタレナックス

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あの飛脚は一体なんだったのか!?

2008年04月11日(金)

大泉さんの誕生日を祝う前代未聞の理不尽企画が

いよいよ昨夜から始まりました。

 

第1ステージ「懐かしの1970年代クイズ」皆さんは何問正解できましたか?

 

おそらくオーバー40、お父さんお母さん世代の方が有利だったことでしょうね。

 

ちなみに事前にスタッフで問題を出し合い考えていた時の正解率は

ほぼ5~6割程度。比較的難しい問題を選びました。

 

そら、そうです。

そうそう簡単に60万円のスイートルームを獲られたんじゃ

番組持ちませんもん・・・。 

 

でもあれですね。クイズって不思議ですよね。

答えを知らなくても、それでもなぜか「当てたい」。 

大泉さんに豪華プレゼントはあげたくないけど、自分はクイズに正解したい。 

そんな不思議な人間心理を突いた<理不尽なジレンマ>が

今回の企画の大きなテーマ。

 

来週は第2ステージ「小学生の体育」に突入します。

<平均台>そして<跳び箱>。

小・中学生の頃に誰もが一度は経験した種目です。

今度は当然クイズと違い「出来て当たり前」という意識がありますから、

「恥をかきたくない」という思いが働きます。 

そう。

「大泉さんの誕生日はどうでもいいけど、自分だけは恥をかきたくない。」

この不思議なジレンマが、またまた4人を頑張らせてしまうのです。 

そして一見簡単そうに見えたこの競技で、、、

またもやミラクルは起こるのです。 

さすがはナックスの皆さん!と唸ってしまうような瞬間を

次週皆さまはその目で目撃します。

 

スタッフの予想を大きく覆す、目を覆うような無残な(?)衝撃映像連発!

編集中、少なくとも50回は見たであろう同じ「そのシーン」で

僕は50回笑いました。100%必見です!

今週見逃してしまった人も次回だけは絶対にお見逃しのないように! 

 

さて、話ちょっと変わりまして。

本日は当BBSにも多くの皆さまからそのカッコ悪い姿に

“同情”の賛辞が寄せられておりました(笑)

先週の放送で突然登場した“飛脚AD”のお話。

 

収録当日のこと。大泉さんのスタジオ入り予定が午後3時。

当然事前のスタンバイもあるのでスタッフは早々に現場に入りました。

 

今回は大事な“飛脚役”があるということで、

ADの鹿野くんはほぼそちらに専念。

大泉さんに渡すために持って出る小道具(VTRと手紙)の確認、

出てくる場所からの導線の確認等々。

入念なチェックとリハーサルを繰り返しました。

 

そうこうするうち、2時半に天才スタイリスト・小松さんが到着。 

この日の小松さんは、先週書きました「大泉さんお殿様に変身」の前に

飛脚ADも作らなければならないため、ちょっと早めの現場入りです。

 

当初は、大泉さんがスタジオに入って着替えとメイクをしている隙に

「見えないところでこっそり着替えて本番に合わせてスタンバイすればいい」

という予定だったのですが。。。

 

「ちょっとサイズ合うかどうかも分かんないから今すぐ着てみて!」と小松さん。

鹿野くんはあれよあれよという間に真っ裸にされ

飛脚へと変身してしまいました。

裸に肌色パンツをはいて赤フンドシしめて、

金太郎のような前掛けを一枚被るだけのほぼ裸同然の姿であります。 

3月とは言えまだ少々肌寒い北海道。 

大泉さんの入り予定まではまだ20分少々あります。

しかし! 着替えてしまった以上、本番までの間に大泉さんにその姿を

見られてしまう訳には絶対に行きません。

たいがい遅刻してくるとは言っても、今日に限って予定より早く入ってしまう!

なんてこともなくはありませんし。 

 

という訳で、予定よりもかなり早めではありましたが

飛脚さんはスタジオ内の見えない所にそのままの格好で

しばし隠れて待機することになりました。

(↓スタンバイ中の飛脚AD)

飛脚スタンバイ中

 

隠れること20分。時計は午後3時。

そろそろ大泉さんの入ってくる時間です。

「鹿野、大丈夫か!?」

「はい!大丈夫です!」

元気の良い返事が返ってきました。

 

「そろそろだぞ!」「はい!」

 

ところが。

待てど暮らせど肝心の主役が現れません。

10分、20分。例によってやはり遅刻。

飛脚は待ち続けます。

誰の目にも入らない、寒い部屋の片隅に、体育座りで。

(↓飛脚、待機中) 

飛脚、待ち

 

30分後、ようやく大泉さんが待望の到着。

その後は先週書いたとおりの経緯で大泉さんが小松さんを相手に

のんびりとスタンバイ。

 

しかし大泉さんが入ってしまった以上怪しまれるといけませんから、

スタッフの誰一人「ぽつんと取り残された飛脚くん」の様子を見に行くことも

「大丈夫か?まもなくだぞ」と声を掛けに行く事もできません。

 その時、飛脚がどんな精神状態でどんな格好でそこに居たのか・・・

我々には知る由もありません。

おそらく晴れ舞台を前にドキドキと胸を高鳴らせていたのでしょう。

僕らはただただ無事役目を果たしてくれることを心の中で祈るばかり。

 

そしてようやく収録がスタートしました。

寒い部屋の片隅で待つこと約1時間。

やっと迎える晴れ舞台です。 予定の段取りは以下の通り。

 

①部屋、暗転

②その瞬間に♪HAPPY BIRTHDAYの曲ON!

③スタッフ全員で「おめでとう!」と叫びながらクラッカーを鳴らす

④さあ、いよいよ飛脚・鹿野俊二くんの登場です!

予定では疾風(はやて)のように颯爽と現れ、

瞬時(俊二だけに?)にプレゼントを置き風のように去っていく!

という台本になっておりました。

 

ところが!完全に名前負けしてしまいましたね、鹿野俊二くん。

「ガタン!!」

出てくるなり荷物をセットの柱に引っ掛けて落としてしまったのです。

(このシーンは放送に乗りました)

 

待ち疲れて気が抜けてしまったのか?

それとも足腰が痺れてしまったのか?

なんとも不甲斐ない飛脚となってしまいました。

おそらくその瞬間に頭が真っ白になってしまったのでしょう。

そのまま大泉さんのところまで来たところで、

ようやく落し物に気づいて取りに引き返す・・・というグダグダぶり。

 

しかも!

実は一度立ち去った後、鹿野くんは再びセットの中に戻ってくるのです。

あまりにかったるいので編集ではカットしてしまいましたが(笑)

落としてしまったのはVTRと手紙。

しかし最初に取りに戻った時に拾ったのはVTRのみ。

手紙を見失ってしまい、諦めてVTRだけを置いて立ち去ってしまったのです。

(封筒の色と床の色が同じ茶色だったため、

保護色のようになってしまい見つけにくかったようです)

 

放送でも、どこか後ろめたそうに立ち去る飛脚の姿に

違和感を感じた方もいるかもしれません。

つまり、そういうことだったのです。

 

しかし編集上は切れても、現場の進行的には肝心の手紙がないと

大泉さんに企画の意図が伝わらずいつまでたっても話が前に進みません。

 

周りのスタッフから「取りに行け!取りに行け!」と小声で囁かれ

再度セットに現れ手紙を拾って渡す、という

何ともまどろっこしい段取りになってしまいました。

 

放送の中でネームスーパーまで出るほどの大仕事で、なんとも痛恨のエラー。

本人にとっては悔やんでも悔やみきれない思い出となってしまったことでしょう。

 

「いつの日か、名が体を現す機敏な鹿野俊二くんの姿で

リベンジを果たしてもらいたい・・・」と、

先輩スタッフの一人として切に願う今日この頃です。

行け!飛脚!!

戦え!飛脚!!

奔れ!飛脚!!

北海道中から歓喜と賞賛の大歓声を浴びるその日を夢見て。 

 

・・・って、あれ?ADってどんな仕事なんだっけ??(笑) 

 

今後の放送スケジュールです。

4月17日 「大泉さん誕生日SP第2ステージ/小学生の体育に挑戦」

4月24日 「大泉さん誕生日SP第3ステージ/懐かしの音楽クイズ」

5月 1日 「スシ王子こと堂本光一さんゲスト出演!」

 

そうなんです!スシ王子・堂本光一さんがハナタレ部屋に来ちゃうんです!

収録日はなんと偶然にも4月3日・大泉さんの誕生日でした。

えらい勢いで盛り上がりましてね。

盛り上がりすぎて2週に渡っちゃうかも!という状況です。

こんな堂本光一見たことない!っつうぐらいの面白トーク満載ですので

こちらもお楽しみに!

ちなみに、「銀幕版スシ王子」のHPのブログにプロデューサーさんが

番組の感想を書いてくれてました。

「ハナタレ面白い!」と・・・。素直に嬉しいです。ありがとうございます。

お時間ある方は是非のぞいてみて下さい↓

http://blog.tvasobi.jp/entries/index/sushi-movie/

ちなみにこの「映画スシ王子」は来週末19日(土)から公開予定です。 

ではまた来週!

(杉山)